2020/10/22 12:15
フリートウッド・マックの「ドリームス」が、2020年10月24日付の米ビルボード・ストリーミング・ソングス・チャートで18位から6位にジャンプ・アップし、ホリデー・ソングではないタイトルとしてはTOP10入りを果たした最も古い楽曲となった。
バイラル動画で使用されたことにより、この楽曲のストリーミング再生数がここ数週間で急上昇し、10月15日で終わる週には1,610万再生(前週比20%増)を記録した(ニールセン・ミュージック/MRCデータ調べ)。
1977年にリリースされた「ドリームス」は、クリスマス・シーズンを彩るホリデー・ソングではない楽曲としては、ストリーミング・ソングス・チャートが2013年に発足して以来、TOP10入りを果たした最も古い楽曲となった。「ドリームス」以前にこの記録を保持していたのは故マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」(1982年)で、2014年6月に2位を獲得し、総合ソング・チャート“Hot 100”でも14位を獲得した。この時も曲を使ったバイラル動画がストリーミングを後押しした。
また、ロック・デジタル・ソング・セールス・チャート、ロック・ストリーミング・ソングス・チャートではそれぞれ3週目の首位を獲得(25,000DL/15%増)、オール・ジャンルのデジタル・ソング・セールス・チャートでは3位から2位にワンランク・アップした。“Hot 100”では21位から12位に浮上し、1977年6月の6位以来となる高位置につけた。この楽曲は同年6月18日付の週にNo.1を獲得している。
さらに、この楽曲を書いたヴォーカルのスティーヴィー・ニックスは、Hot 100ソングライターズ・チャートで首位に立った。ちなみに、彼女は最新ソロ曲「Show Them the Way」でもロック・デジタル・ソング・セールス・チャートで4位(6,000DL)、ホット・ロック&オルタナティブ・ソングス・チャートでは40位に初登場している。
「ドリームス」の勢いに牽引され、この楽曲が収録されているフリートウッド・マックの『噂/Rumours』が、アルバム・チャート“Billboard 200”で13位から7位に再び浮上しているほか、ベスト盤も61位から45位に上昇した。「ドリームス」が2週連続で2位をキープしているホット・ロック&オルタナティブ・ソングス・チャートでは、「The Chain」が11位から9位、「Landslide」が17位から14位、「Go Your Own Way」25位から19位にそれぞれ浮上し、「Gypsy」が21位に初登場している。
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