第55回グラミー賞にもノミネートされ、今、R&Bシーンで最も注目を集めている次世代の歌姫 エル・ヴァーナーの初来日公演が1月7日、ビルボードライブ東京で行われた。

　DJプレイの後にドット柄のワンピースを身にまとったエル・ヴァーナーが登場。アメリカはもちろん、日本国内でも昨年のR&Bシーン最大の話題作となったデビュー・アルバム『パーフェクトリー・インパーフェクト』からのナンバーを日本のファンにたっぷりと披露した。

　ステージにはバイ・オール・ミーンズで名を馳せた名プロデューサーである父 ジミー・ヴァーナーの姿も。エルは覚えたての日本語であいさつしたり、ファンとハイタッチをしたりとキュートな魅力とチャーミングな笑顔が印象的。アメリカ国外でのライブ・パフォーマンス自体が初めてという彼女自身、日本のファンとのコミュニケーションを心から楽しんでいるようだった。

　ヒューマン・ビート・ボックスとの掛け合いや弾き語り、そしてシングル「オンリー・ワナ・ギブ・イット・トゥ・ユー」では、J・コールのラップ・パートまでをもそのハスキーでありながら張りのある独特の歌声で見事に歌いこなす。デビュー・アルバムで見せつけたその非凡なソング・ライティングのセンスを改めて感じさせるとともに、それを表現する圧倒的な歌唱力が“本物”であることを証明してくれた。なお、同公演は1月9日にビルボードライブ大阪でも開催される。

◎公演情報
2013年1月7日（月）atビルボードライブ東京
2013年1月9日（水）atビルボードライブ大阪
More Info :
http://www.billboard-live.com

◎商品情報
エル・ヴァーナー
『パーフェクトリー・インパーフェクト』
SICP-3670　2,310円（tax in.）発売中

◎アーティストオフィシャルHP（SonyMusic）
http://bit.ly/Pibs5w