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2020/10/15

米NY州クオモ知事、ザ・チェインスモーカーズのライブに約210万円の罰金を科する

 ザ・チェインスモーカーズが、チャリティーを目的として今年7月に実施したドライブ・イン・コンサートで、観客の一部が社会的距離を確保する対策を怠った姿を捉えた映像が広まり、公衆衛生の観点から議論になっていた。
 
 現地時間2020年7月25日、米ニューヨーク州サウザンプトンで行われたイベントは、米ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモがニューヨーク州保健局による調査を命じたことで、全米中のニュースで取り上げられた。「ゾっとします。我々は違法で無謀に全住民の健康を危険にさらすようなことは許容してはならない」と調査命令時にクオモ知事は説明していた。
 
 そして、現地時間10月14日、クオモ知事は調査結果を発表し、コンサートのプロモーターに2万ドル(約210万円)の罰金が科せされた。さらに、サウザンプトンの町に対して、今後大人数での集会を開催するにはニューヨーク州の許可が必要となることを言い渡した。
 
 コンサートは、ハンプトンズにある100エーカーの敷地を誇る屋外の彫刻公園で催され、チケット代金は1250ドル(約13万1000円)から25000ドル(約263万円)で売上金は様々な慈善団体に寄付された。ゴールドマン・サックスCEOであるデービッド・ソロモンが、DJ D-Solとしてオープニング・アクトを務めた。
 
 「問題になったビデオが撮影された角度からでは、アメリカ疾病管理予防センターが作成したガイドラインに私たちがどれだけ注意深く従っていたか適切に伝わらない」とプロモーターのIn the Know Experiencesは7月に米ビルボードに対して語っており、「ニューヨーク州の社会的距離のガイドラインを実施するよう、できる限りのことは行い、全員の安全を守るために州と地元の健康職員と協力しました」と説明していた。

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