2020/10/01
レバノン出身の英シンガー・ソングライターであるミーカが発起人となり、ベイルートでおきた大規模爆発事故の被害者を支援するヴァーチャル・コンサート【I Heart Beirut】が2020年9月19日に開催された。
ミーカは9月30日に、カイリー・ミノーグ、ルーファス・ウェインライト、サルマ・ハエックをはじめとする多くのアーティストが出演したこのコンサートが、100万ポンド(約1.36億円)を超える支援金を集めたと発表した。
彼は、レバノン赤十字のGeorges Kettaneh事務局長と、セーブ・ザ ・チルドレンUKのケヴィン・ワトキンズCEOとのビデオ通話で、「一緒にこの額を発表したかったんだ。そして皆さんに……配信のチケットを買ってくれた人、GoFundMeやスポンサーに寄付してくれた人など、世界中の皆さんに、こんなにすごい額のお金を集める手助けをしてくれてありがとうと言いたかった」と感謝し、「この企画は、愛から生まれ愛により実現できた。そして友達、さらにはいつの間にかできていた多くの新たな友達との膨大なコラボレーションによって可能になった」と述べている。
彼が言うように、支援金は世界120か国から寄せられた。支援コンサートはフランス、イタリア、カナダではテレビでペイ・バー・ビュー番組として放映されたほか、世界各地でインターネットで有料配信された。
2020年8月に爆発事故が起きたあと、ミーカは生まれ故郷であるベイルートの人々に宛てた手紙を公開した。「私は皆さんの回復力、力、団結力を知っています。それは皆さんが持つ混合文化や、皆さんが居住する、アラブ世界とヨーロッパの真ん中に位置するこの特別な場所が育んだものです。明日皆さんは、これまでずっとそうしてきたように立ち上がります。窓からは音楽が再び流れるようになります。テラスで人々が踊り、キッチンからはいい香りが漂います。私はそこに行きます」と彼は綴っていた。
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