2020/10/01
米誌バラエティ最新号の表紙に登場したBTSが、特集記事でA.R.M.Y.とのつながり、政治に対するスタンス、【グラミー賞】への思いなどについて語っている。
記事では「Dynamite」が全米1位を獲得した要因についてさまざまな角度から分析しているが、献身的なA.R.M.Y.の支えあってこその成功だったと、ファンの力についても言及されている。ジンは、「僕たちの目標は、できる限り自分たちをA.R.M.Y.に見せようと、さらけ出そうとすることなんだ。今は多くのプラットフォームがある」と述べている。その内の一つ、全米のテレビでは、BTSが2020年9月28日から1週間、人気深夜番組『ザ・トゥナイト・ショー』をリモートでジャックしており、「IDOL」など既に3回のパフォーマンスを披露している。
グループとしての政治性についてシュガは、「(BTSが)政治的だと僕は思っていない。何か壮大なメッセージを発信しようとしているわけではない」と否定しつつも、彼らは今年に入ってから所属事務所Big Hitと共に、Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/BLM、黒人の命は重要)支援に100万ドル(約1億円)を寄付しており、彼らの行動に触発されたA.R.M.Y.が、たちまち24時間で同額を募金したことが話題になった。また、BTSはライブ・ネイションが立ち上げたライブ音楽業界関係者支援基金Crew Nationにも寄付しているほか、UNICEFで青少年への暴力根絶を目指す活動を継続しており、その社会的影響力は計り知れない。
ファンのこうした動きについてシュガは、「A.R.M.Y.のことを、僕たちの考えや意見を伝えるパイプとしてなんて決して見ていない。A.R.M.Y.は、それぞれが独自の取り組みについて語っているし、僕たちはそういう意見を常に尊重している。ほかの誰の意見だって尊重するようにね」と語っているが、リーダーのRMの見方は少々異なっており、「僕たちは政治家ではないけれど、よく言われるように、あらゆるものが結局は政治的だよね。小石が政治性を帯びることだってある」と指摘している。
そんなRMは、「Dynamite」のミュージック・ビデオが公開初日に8,000万回以上試聴されたことについて、“とても重いし、怖いくらいだ”と、ロール・モデルとアーティストとしての立場を両方背負わなければならない重圧について率直にコメントしている。
2021年1月31日に開催予定の【グラミー賞】での受賞も現実味を帯びてきた彼らだが、同賞に対する思いをシュガが、「僕はアメリカのアワード番組を見ながら育ったから、言うまでもなく【グラミー賞】の重要性を理解しているし、僕たち全員が理解しているよ。音楽業界で働く誰もが見る夢だ」とグループを代弁している。
RMも、音楽業界関係者が選ぶ同賞を獲得することは大きな目標であり、「もっと努力しようというモチベーションになる。シュガが言ったように、音楽をやっているなら、【グラミー賞】とは憧れの対象であり、最終目標に位置付けているものだから」と語っている。
#BTSxVariety: All the covers https://t.co/iPXZyZeGoG pic.twitter.com/wr4UIRgdrX
— Variety (@Variety) September 30, 2020
.@BTS_twt is eligible for record of the year and more at the #Grammys https://t.co/PAYWc7j6IQ
— Variety (@Variety) September 30, 2020
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