2010/05/27 00:00
ROGER WATERSは新『THE WALL』を引っさげ、2011年に28日間のヨーロッパ・ツアーを敢行する。
2010年9月から12月にかけて行われるU.S.アリーナ・ツアーは、先月発表され、数時間のうちにチケットは完売。『THE WALL』は20年ぶりのツアーとなる。
ROGER WATERSは5/27、ロンドンのマンダリン・オリエンタル・ホテルで開催された記者会見に登場し、ツアーに関してだけでなく、ソーシャル・メディアや政治家に対する不信を表明した。
元PINK FLOYDのメンバーは1979年の2枚組み大ヒット・アルバム(23プラチナ・アルバム)を自伝的なコンセプトで、新たに曲を作るというアイデアが浮かんだと話す。人気アルバムにもかかわらず、PINK FLOYDは31回しか演奏を行っていない。
「最後のツアーはとても楽しいものだった。2006年から2008年にかけて『DARK OF THE MOON』をやった。僕自身はもっとやりたいという気持ちはあった。それが今回の『THE WALL』ツアーのアイデアにつながったんだ。僕はチームと実際できるのかどうか話し合いを始めた」
彼は提案したツアーが技術の進歩によって可能となったことを説明。
新しいショウは幅240フィート、縦35フィートのプロジェクターが用意される。「最新のプロジェクターは壁全体のイメージを投影することができる。今までのショウとはちがい、ダイナミックな新しいビデオ・グラフィックやヴィジュアル・イメージが投影できるんだ」
アルバムについて尋ねられ、コンセプトは「恐怖と反逆」そして「恐怖に対する反逆だ」と応えた。
彼は技術の進歩、インターネットによるコミュニケーションの変化についても語った。「”諸刃の剣”だね。楽天的にとらえてはいるが、懸念も感じる」
WATERは人々が利用するソーシャルネットワークには無関心だ。彼はようやく携帯電話は持っているが、メールはいまだに拒んでいる。
彼のオフィシャル・ホーム・ページにはプロジェクターで壁に映される予定の、戦争で失われたものに関する写真がアップされている。
WALTERは英国がイラク戦争に参加したことを恥だと言う。彼は5歳のとき、父を第2次世界大戦でなくした。その第二次世界大戦もイラク・アフガニスタンの戦争も不必要な戦争だったと語る。
彼はロンドンO3アリーナで3月から6月にかけ3回ライブを行う。
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