2020/09/26
今週の洋楽まとめニュースは、【2020 ビルボード・ミュージック・アワード】(BBMAs)に関する話題から。【BBMAs】のノミネーションが発表され、ポスト・マローンが今年最多となる15部門で16の賞の候補にあがった。今回初ノミネートとなるリル・ナズ・Xとビリー・アイリッシュは、前者が13、後者が12の賞の候補に挙がっており、カリードはビリーとタイとなる12の賞のノミネーションを得ている。今年の授賞式は<トップ・ソーシャル・アーティスト賞>、<ビルボード・チャート業績賞>、そして<トップ・コラボレーション賞>の3つの賞がファン投票で決定する。3年連続でケリー・クラークソンが司会を務める授賞式は、現地時間10月14日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、米NBCにて太平洋標準時午後5時から生中継される。今年の授賞式は、2019年3月23日から2020年3月14日までのチャート集計に基づいている。元々は4月29日に予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で延期となっていた。
【2020 ビルボード・ミュージック・アワード】ノミネーション発表、最多はポスト・マローン #BBMAs
9月21日、BTSが米NPRの『Tiny Desk Concert (Home)』シリーズに韓国ソウルにあるレコード・ショップVinyl&Plasticから出演した。BTSはこの夏に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で自身初の首位を記録した「Dynamite」の活気あるパフォーマンスで番組をスタート。70年代風のヴィンテージなルックスに身を包んだ7人は、見ているこちらまで元気になるほど活力に溢れていた。Vは視聴者に「Dynamite」をライブ・バンドと一緒に演奏するのは、今回が初めてだと報告し、続いて『花様年華 Young Forever』からファンお気に入りの「Save Me」をパフォーマンスした。ミニ・コンサートの締めくくりには、「今のように、非常に困難な時期であっても、みなさんが春の日が訪れることを願っていると私は信じています」とジョングクは述べている。
BTS、米NPRシリーズ『Tiny Desk Concert』のために韓国レコード店でパフォーマンス
2020年9月18日に米最高裁判判事のルース・ベイダー・ギンズバーグが米ワシントンD.C.の自宅で転移性膵臓癌の合併症のため死去した。87歳だった。米大統領選挙前の米国司法制度にとって重要な時期に、フェミニストの象徴だった彼女の死去を受けて、多くのアーティストがソーシャル・メディアに追悼のメッセージを投稿するとともに、米国の将来への懸念も示した。11月3日に行われる米大統領選挙までの46日で、トランプ大統領が保守派の判事をさらに一人最高裁に送りこみ、最高裁判所判事の多数を保守派にする可能性が生まれたからだ。マライア・キャリーは「生涯の功績に感謝します。歴史を変えてくれてありがとう。後退させるようなことは許しません。ご冥福をお祈りいたします」とギンズバーグ判事の功績を称えている。
マライア/ケイティ/マドンナ/エルトンなど、米最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグを追悼
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、カーディ・Bの「WAP feat.ミーガン・ジー・スタリオン」が4週目の首位を獲得した。先週1位に返り咲いた「WAP」は、週間4,150万再生を記録してストリーミング・ソング・チャートで5週目、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでは、それぞれ6週連続の首位をキープしている。これでカーディ・Bは、通算3週をマークした「ボダック・イエロー」(2017年)を超えるリード・アーティストとしての楽曲の首位最長記録を更新することになった。そして今週はTOP5が動かず、ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」が5位をキープ。これでTOP5のランクイン週を通算28週目に更新し、歴代最長記録単独1位に浮上した。しかし、エアプレイ・チャートでは前週からわずか3%ほどしか減少していないものの、歴代最長となる首位獲得週記録が23週目でストップし、今週遂に1位から2位にダウンした。
【米ビルボード・ソング・チャート】カーディ・B&ミーガン・ジー・スタリオン4週目の首位、ザ・ウィークエンドTOP5歴代最長記録マーク
そしてアルバム・チャートでは、米ルイジアナ州出身のラッパー、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの新作『トップ』がNo.1デビューした。本作『トップ』は、最高7位を記録したデビュー・アルバム『アンティル・デス・コール・マイ・ネーム・リローデッド』に続く2作目のスタジオ・アルバム。5月9日付チャートで同1位に初登場したミックステープ『38 Baby 2』と、昨年10月にリリースした『AI YoungBoy 2』も1位を記録していて、首位獲得は3作目、TOP10入りは惜しくも2位どまりだった次作『Still Flexin, Still Steppin』含む通算5作目となる。『トップ』の初動ユニットは126,000で、そのうちアルバム・ストリーミング(SEA)が106,000とそのほとんどを占めた。また、本作からは、ソング・チャート“Hot 100”で58位まで上昇した「Kacey Talk」がスマッシュ・ヒットを記録している。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン3作目の首位、マリリン・マンソンTOP10デビュー
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