2020/09/13 14:00
2020年9月14日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、King & Prince『L&』が558,886枚を売り上げ、1位を獲得した(集計期間2020年8月31日~2020年9月6日)。
『L&』は、デビュー・アルバム『King & Prince』から約1年2カ月半ぶりとなる2ndアルバムで、4thシングル『koi-wazurai』、5thシングル『Mazy Night』の他、メンバー5人がそれぞれプロデュースをした5曲を含む全16曲(通常盤のみ17曲)が収録されている。2020年6月10日に発売した最新シングル「Mazy Night」は初動ではファースト・シングル『シンデレラガール』に次ぐセールスを記録し、現在まで累計607,130枚と順調に販売枚数を伸ばしている。2020年9月2日に発売された今作も、初動ではファースト・アルバム『King & Prince』の初動(473,597枚)を抜き去り好調を維持している。
今回はKing & Princeの『L&』と、前作『King & Prince』を、SoundScanJapanのデータを使用し比較してみた。まず、両アルバムの初週の販路(Eコマースとリアル店舗)の初週の販売枚数、また『King & Prince』については発売以来累計の販売数をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/92118/2)である。
『L&』の初動を前作と比較すると市場全体でもセールスが伸びているのは前述の通りだが、Eコマースがかなり大きくなっている事に気付く。実際、『L&』のEコマースでの初動売り上げは、399,378枚と、前作のEコマースの累計販売枚数338,473枚をも大きく上回る結果となっている(前作のEコマースの初動は291,672枚)。これはコロナ渦での厳しい状況の中、King & Princeを支持する人は、実店舗に行くよりも、Eコマースで購入し、聞いているからと予想できる。
次に『L&』と『King & Prince』の初動の地域販売比率を調査してみた。一般的なアルバムの地域別販売比率と比較するため、今年に入ってから全アルバムの地域別の販売比率も追加したグラフが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/92118/3)である。
前作と比較して、注目すべき点は関東地方と近畿地方の販売比率が下がり、他の全ての地方の販売比率が伸びている事である。これは地域に人気が広がっている事を意味している。全国的な比率を比較しても『L&』は『King & Prince』よりも全アルバムに近い比率となっていて、全国均等に人気を伸ばしている事がわかる。また、もう一つ特長として、中部地方での比率の高さがあげられる。前作13.4%→今作14.3%と大きく伸びている。(全アルバムは12.0%)これはメンバーの平野紫耀の出身地である事が原因と考えられる。
アルバム・シングル共に過去作を越える結果を出しており、『King & Prince』の人気はまだまだ伸びていく様である。今後も彼らの活躍に期待したい。
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