2012/12/26
12月31日には『第63回 NHK紅白歌合戦』に初出場するナオト・インティライミが、昨日12月25日の大阪公演をもってアリーナツアーの全日程を終了させた。
【ナオト・インティライミ アリーナツアー2012 ~ツアーって言っても横浜と大阪の2ヶ所だけだけど…。背伸びしたってええじゃないか!師走にお祭りしたってええじゃないか!~】というタイトル通り、今回は12月6、7日の横浜アリーナと合わせて計3公演のみ。しかし舞台装置はド派手な仕様になっており、東西南北全てのスタンド席に観客を収容。アリーナやや中央の円形ステージを覆う形で、巨大な円筒形の360度透明LEDディスプレイを設置と物々しい雰囲気を漂わせていた。
しかも今回のツアー本編では、自身のオリジナルキャラ“カーター”が住む惑星の王位継承問題にナオトや観客が巻き込まれ、宇宙船と化した会場がカーター星へ進行。2年前の武道館公演に登場していたカーター王も再び現れ、ナオトの歌で荒れ狂うカーター星人の洗脳を解いていくというストーリーが用意されていた。よく見ればステージも、円形に足が生えた“カーター型”だ。ナオトはディスプレイを通してカーター星人らとやり取りしながら、当意即妙な返答で会場の笑いを誘っていた。
もちろん、ライブパフォーマンスは演出以上に凄い。バンドメンバーやダンサーを引き連れ、クールなタキシード姿で登場したナオトは序盤、エレクトロビートに乗せてキレキレのダンスを披露。続いて情熱的なギターとダンスグルーヴが絡み合う「Dreammaker」、スパニッシュなサウンドの中で肉感的なメロディが躍る「Let me…」と、セクシーなアプローチを畳み掛けて女性客を魅了する。
カーター星人から“ニセモノのピエロ風”と揶揄されたカラフルな衣装に着替えての中盤には、ピアノの弾き語りで「愛してた」を歌い上げる一幕も。「タカラモノ~この声がなくなるまで~」「今のキミを忘れない 」と続けて感動的な一時を演出すれば、終盤に入る前にはクイズコーナーへ。ナオトのプライベートや原点である旅についての質問もと、より参加できるライブを展開して観客を楽しませていった。
そして終盤は、「マワセ マワセ」や「カーニバる?」などアゲまくりのパーティチューンの連続でボルテージは最高潮へ。カーター星の王位継承問題もナオトの歌の力で解消されてハッピーエンドを迎えると、Tシャツ姿で応じたアンコールではカーター星人の声優を担当していたお笑いコンビ とろサーモンも登場。和やかな雰囲気の中、「ナイテタッテ」「しあわせになるために」と今年リリースしたシングル曲でライブを締め括った。
前述通り大晦日には『第63回 NHK紅白歌合戦』へ出演するナオト・インティライミだが、2013年4月13日からは自身の主演でおくる本格音楽ドキュメンタリー映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』が全国ロードショーに。こちらは南米コロンビアやアフリカのエチオピアやカリブ海など、各国の人々との交流を写しながら旅の魅力や音楽の素晴らしさを伝えていく作品になるという。
◎【ナオト・インティライミ アリーナツアー2012 ~ツアーって言っても横浜と大阪の2ヶ所だけだけど…。背伸びしたってええじゃないか!師走にお祭りしたってええじゃないか!~】
2012/12/06(木) at 横浜アリーナ
セットリスト:
01.Adventure
02.Yeah!
03.Hello
04.Dreammaker
05.テキナビート
06.Let me…
07.星の住人
08.Brave
09.君に逢いたかった
10.愛してた
11.タカラモノ~この声がなくなるまで~
12.今のキミを忘れない
13.マワセ マワセ
14.WA WA WA
15.おまかせピーターパン
16.カーニバる?
17.Rising sun
En1.ナイテタッテ
En2.しあわせになるために
◎映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』
2013年4月13日(土)全国ロードショー
監督:石田雄介(『モテキ』第35回日本アカデミー賞優秀編集賞受賞)
出演:ナイト・インティライミ
info:http://www.naoto-tabiuta.com/
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