2020/09/08 16:50
現地時間2020年9月6日の夜にカーディ・Bが突然インスタグラム・ライブで生配信を開始し、匿名で彼女の住所をネットに晒して“火を付けろ”などと扇動していたあるトランプ支持者を特定し、しかるべき措置を取ったことを明かした。
黒人女性のトランプ支持者として知られる米保守派言論人のキャンダス・オーウェンズとTwitterで言い争いをしたカーディは、その直後に生配信を開始し、「この動画では顔を見せない。最悪な顔してるし、気分も最悪。ちょっと具合も悪い」と冒頭で語り、「私が自分の立場を使って人々に投票するよう呼び掛けていることは秘密でもなんでもない。私は政治が大好き。私は民主党を支持している。(オーウェンズたちのように)トランプと関わっていないことは誰もが知ってることだよね」と続けた。
そして彼女は、トランプ支持者からネット・ハラスメントを受けていることを明かした。「あいつらは私のことをおとしめる。バカにする。私は無視する。どうでもいいと思ってるからさ。ただちょっと言わせてもらいたいんだけど、あいつらエスカレートしちゃって、あるトランプ支持者が私の住所を晒して、人々に私の自宅を特定しろ、火を付けろって呼び掛けたんだよ。私はマジで私立探偵を雇って、そいつに令状を送達して逮捕してもらったんだ。そしたらその男の子はまだ10代だった。親がマジで動揺してた」と彼女は語っている。
オーウェンズはTwitterで、「(民主党の大統領候補)ジョー・バイデンはあんたを利用したんだよ。バーニー・サンダーズだってあんたを利用した。二人ともあんたの音楽なんて好きじゃないし知りもしない。あいつらはあんたのことバカだと思ってるよ」、「音楽だけやってりゃ誰もあんたにちょっかいなんて出さない。政治に手を出せば、無知を拡散していると指摘されるってことだよ」などとカーディを批判していた。これに対してカーディは、「私みたいな人気者を利用しているから、ジョー・バイデンが人に付け込んでるってあんたは言いたいんだよね?でもあんたの大統領だって、あんたがそんなに愛してやまないあの男だって、人に付け込んでるじゃない」と動画で反論している。
「聞きなさいよビッチ、私は多額の税金を納めてる。良きアメリカ人だよ」、「私はね、人がアソコを振りながら楽しく過ごしてもらうことができるし、“バッド・ビッチ”(セクシーでかっこいい女)みたいな気分になってもらうこともできる。そして私は何百万人ものフォロワーに投票しようって促すことだってできるんだよ」と彼女はたたみかけている。
カーディはまた、妹のヘネシーから送られてきた動画について触れている。米ニューヨーク州ハンプトンズのビーチで撮影された動画では、黒人とヒスパニック系の同性カップルである妹たちを、トランプ支持のキャップを被った白人男性とその仲間が取り囲んで言い争いになっている。カーディはこれについて、「私がどれだけお金を稼いでも、どれだけ努力しても、ファッキン自由なアメリカ人にはなれない。妹だってファッキン自由なアメリカ人になれない。こんなファッキントランプ支持者一家が、レズビアン二人に嫌がらせをするんだよ、何なの一体?」と語っている。
「私は、あんたの大統領がここから去るまで、自分の何百人ものフォロワーたちに投票しようって言い続けるよ」と彼女は宣言し、「もううんざりだよ」と締めくくっている。
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