2020/08/31 18:00
向井太一が、配信ライブ【向井太一「Release Live -Supplement-」】を8月28日に開催した。約半年ぶりとなる今回のワンマンライブは、7月29日にリリースされた配信限定EP『Supplement』を記念したもの。今回、初披露となる新曲を含む、全18曲が届けられた。
開始時間になると、楽屋にいる向井が映る。そこからステージに移動すると、EP『Supplement』の1曲目に収録されている「僕のままで」でライブがスタート。今回、ライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」が提供する高画質、高音質の中、向井の真横や背面からのカメラワークで、ステージの臨場感が伝わってくる。続いて、同じくEPに収録されている「Comin' up」、「Ooh Baby」と「Just Friends」を連続で披露。時々カメラ視線で歌いながらも、想いを届けていく向井。演奏が終わると、「向井太一です。最後まで楽しんでいってください」とファンに挨拶をした。
向井の重厚なエッジボイスが鳴り響く「YELLOW」や、青と白の照明が交互に向井を照らし出し、幻想的な空間に包まれた「Great Yard」をパフォーマンスすると、ステージを変更。そこはオレンジ色の壁に囲まれた場所だ。そして、ピアノとのデュオ「Blue」含む3曲が披露されると、壁が倒れ、元のステージに戻る。ここではライトが向井のみを照らし出し、感情たっぷりに歌う姿が、正に映画のワンシーンかのようであった。
中盤、「せっかくなので、何か特別なことができないかなと思って、新曲を持ってきました」と話すと、どうしようもなく辛く、楽しい恋心を描いた未発表曲が披露される。グルーブ感が溢れ、各楽器隊のアンサンブルが気持ちよく絡み合う楽曲だ。続いてアップテンポな「FREER」でライブを盛り上げていくと、「Break up」や、「眠らない街」と連続で投下し、後半戦を駆け抜けていく。ここで一回暗転し、壮麗な向井のビブラートが会場全体に鳴り響く「リセット」や、「空」を笑顔で歌い上げた。
終盤のMCでは、EP『Supplement』の制作エピソードが語られた。最初に、今回のEPは、自身の悩みを表現した2019年に発売されたアルバム『SAVAGE』と深く関わっていることを告白。【SAVAGE TOUR 2019】で応援してくれているファンやスタッフを実感した向井。そんな人たちに対し、笑顔になって欲しいという想いで制作したという。そして最後は「直接会える時まで、この歌を聴いて欲しいという願いを込めて作りました」と話した、未発表曲を披露。「また会う日まではどうか元気でいて」という歌詞は、向井の今の気持ちが滲み出ている。最後はコーラスが続く中、喜びを噛み締めた表情のままドラマチックにライブが終了した。
さらに公演が終わると、エンドロールが流れるといった演出が。その後に、楽屋でスタッフと談笑する向井が映し出された。特別な一夜となった本公演。向井の生演奏を、実際に会場で聴ける日が待ち遠しい。
Text by Tatsuya Tanami
Photo by Yosuke Torii
◎配信情報
【向井太一「Release Live -Supplement-」】
2020年8月28日(金) 生配信
<セットリスト>
01.僕のままで
02.Comin' up
03.FLY
04.Ooh Baby
05.Just Friends
06.YELLOW
07.Great Yard
08.Blue
09.Gimme
10.Confession
11.新曲
12.FREER
13.Break up
14.眠らない街
15.I Like It
16.リセット
17.空
18.新曲
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