2020/08/21 14:00
ファレル・ウィリアムスとジェイ・Zがタッグを組み、新曲「Entrepreneur」を現地時間の2020年8月21日にリリースした。この楽曲は、米誌タイムの特集“The New American Revolution”との連動企画で、米国で黒人が起業する難しさがテーマだ。
タイムの特集は、タイラー・ザ・クリエイターやアンジェラ・デイヴィスなどの活動家たちが、米国で黒人が直面し続けてきた組織的な差別に関して詳述し、変化をもたらすには文化、教育、スポーツ、政策において平等を実現することが鍵であることを語る内容となっている。
タイムが公開したプレビューによると、新曲でファレルは、「この状況で選択肢がなく/“組織”は若い黒人男子を投獄する/ホワイト・ノイズで気を散らす」などとラップしている。彼はインタビューで、米国で起業家(Entrepreneur)になることの難しさを表現したかったと話している。
「特に有色人種としては、組織的に不利な立場に置かれたり、意図的に妨害されることが多い。医療、教育、representation(レプリゼンテーション、この場合は有色人種が特定の職業にいる割合)において不利な立場からのスタートを強いられたら、どうやって火を起こせばいいんだ、火を起こすために必要な燃えさしを入手する望みすらないのに」と彼は述べている。
ジェイのヴァースは、全ての人を向上させるには、経済的なエンパワーメントと、機会の創出が必要であるという考えを表している。「Black Twitterって何なんだ?ジャック(・ドーシー、Twitter社CEO)が稼いだら、お前も報酬を貰えんのか?」と彼はラップし、「グッチ(みたいなブランド)に金を落とすなら、FUBU(みたいなブランド)を二つサポートしなよ」と呼びかけている。
「Entrepreneur」は、ファレルがネプチューンズのパートナー、チャド・ヒューゴとプロデュースしている。ファレルは楽曲について、「協力し合って、お互いをもっと大事に扱って受け入れ合えば、みんなに金と機会がもっと行きわたるよってことを伝えたかった」と話している。
ENTREPRENEUR midnight ET pic.twitter.com/nOrT4zijj0
— Pharrell Williams (@Pharrell) August 20, 2020
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