2020/07/14
英国ジャズ・シーン新世代の旗手としての立場をすっかり確立させたサックス奏者ビンカー・ゴールディングとドラマーのモーゼス・ボイド、そして英国を代表するダンス・ユニット、ベースメント・ジャックスのサイモン・ラトクリフによるコラボレーション・ユニット、ヴィレッジ・オブ・ザ・サンが、セルフ・タイトル・トラックのミュージック・ビデオを公開した。
ベースメント・ジャックスとして様々なコラボ経験があるサイモンだが、一方のビンカー・アンド・モーゼスもこれまでにもフォー・テット、フローティング・ポインツ、サンファ、ジャイルス・ピーターソンら多くのアーティストと共演経験がある。彼らの音楽はサウンドにおいてもスタイルにおいても、ジャズ、ワールド、そしてエレクトロの影響がシームレスに融合されているのが特徴だ。今回の新プロジェクトについてビンカーは、「これこそが生命の未来だ」と話している。彼らの楽曲やアーティストの立ち位置を鑑みると、納得せざるを得ないだろう。
異色音楽ジャンルの先駆的アーティストがひとつとなって誕生した今回のコラボ・ユニットは、これまでに2枚のシングルをリリース。今回ビデオが公開されたセルフ・タイトル楽曲はデビュー・シングルとして今年1月にリリースされたもの。ハイブリッドなエレクトロ・ビート、激しいジャズの即興演奏、そして純粋で生々しいエネルギーが詰まっている。バレアリック・スタイルで一度聴いたら頭から離れない、キャッチーな仕上がりとなっている。フルアニメーションのビデオはユニット名にもある通り、「ヴィレッジ・オブ・ザ・サン=太陽の村」をイメージした内容に。砂漠にたたずむ村に朝日が上り、夕日が沈むまでの一日人々の暮らしを描いている。
一方4月にリリースされた「Ted」は、これまたバレアリック・ビートで聴く者がダンスせずにはいられなくなる1曲だ。
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