2020/07/11
連続ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』やスーパー歌舞伎II【ワンピース】、ミュージカル【スリル・ミー】などで役者として注目を集める福士誠治(vo)。同じく、arp解散後も、舞台やテレビドラマなどの音楽を手掛けている濱田貴司(key)。このふたりによるバンドプロジェクト“MISSION”が、6月27日 無観客ライブ【MISSION Youtube LIVE from 新宿ReNY】を敢行した。
<テレビ出演、日本武道館、数多の夢を掲げた矢先の新型コロナ>
昨年11月23日『SECOND』リリースイベント@新宿MARZにて彼らは、初となるファンミーティングを実施。結成当初、或いはそれ以前より彼らを応援しているオーディエンスは「テレビ出演」「全国ツアー」などの実現を希望し、フロントマンである福士自らも「日本武道館」でのワンマンライブを目標として掲げてみせた。そんなメンバーもファンもスタッフも一丸となり、あとはもう夢に向かって全力で駆け抜ける状態に仕上がった矢先、世界的パンデミックを巻き起こしている新型コロナがここ日本にも上陸。2020年に東京・大阪で予定していた3rdワンマンライブ【シアターロック ザ ミッション-半人半鬼-】ツアーの開催を延期することになった。
しかし、それでもMISSIONは立ち止まろうとはしない。日本の音楽シーンを代表する歌姫・平原綾香とまさかのリモートコラボ動画を公開。未発表曲「道」をサプライズな形で発信してみせた。そして、前述のツアー延期を受け「ライブを通して皆さんと繋がれたり、一緒の時間を共有して、忘れられない日を過ごしたいと思っていました。今回、生配信ライブという形になりましたが、へこまずに、少しでも皆さんに楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいです。(福士誠治)」「僕たちは表現者なのでMISSION として、みんなで楽しめて、みんなで元気になれて、みんなが勇気を持てるような時間にしたいと思っています。(濱田貴司)」と、新宿ReNYにて無観客ライブへ臨んでみせる。
<物理的な距離を埋め尽くすMISSIONとファンの絆>
「無観客ライブとか関係ない。おまえたちが観ている限り、俺たちは熱く盛り上がるからな!」―――昨年2月にライブデビューしたばかりの新人ユニットながら、福士誠治は役者として幾つもの舞台に立ち続け、濱田貴司も多種多様のステージを経験してきた猛者。無観客ライブという初の試みであったが、百戦錬磨のサポートバンドメンバーを従えながら、大興奮してはしゃぎ倒すファンの光景が眼前に見えているかのような、凄まじくエモーショナルな歌声と演奏をお届け。事実、YouTubeの生配信に集いしオーディエンスは一瞬たりともクールダウンすることなく、愛情溢れる熱狂的なコメントを弾幕のようにレスポンスし続けていく。また、演者でありながら演出家でもある福士がカメラマンに指示しながらパフォーマンスする瞬間もあり、カメラワークの重要性を知る者だからこそ、無観客ライブの生配信でもここまで視聴者を扇情できるのだなと驚かされた。
毎度のライブで熱いシンガロングを巻き起こしている「Born to be」では、福士が「跳べえぇぇ!」とカメラの向こう側に叫べば、YouTubeのコメント欄が700人超のファンによる「ジャンプ! ジャンプ! ジャンプ!」で埋め尽くされ、バンドメンバーの音にも自然と熱が帯びていく。物理的な距離がどんなにあったとしても、同じ音楽と時間を共有することさえ出来れば、MISSIONとそのファンはいつでも一体化することが可能。そんな絆の強さが曲を追うごとに、音を重ねるごとに、言葉を連ねるごとに次々と実証されていく。
<俺たちは人と人で、人間と人間で乗り越えていく者>
そして、ライブはクライマックスへ。前述の平原綾香とのリモート動画でも話題となった「道」が披露される。こんな時期だからこそ届けたかったMISSION史上最大のポジティブナンバーが、躍動感溢れる和のグルーヴとコーラスと交わりながら力強く放たれていき、我々の日々折れそうな心を鼓舞。未来に夢を描き生きてきた人々の想いを蘇らせていく。そのままラストソングでも「どうか、どうかこの想いが伝わってほしい。僕が想う1/100でもいいから、画面の向こうの皆さんにひとつでもいい。何か伝わっていたら、とっても嬉しく思います。心を開いてみせてください」と切なる想いをメッセージ。MISSIONとMISSIONを愛するすべての者たちの未来を切り拓かんとした。
また、コメント欄に殺到する「アンコール」の言葉に応える流れで福士は、客席すらもステージとして完全支配。自らのリミッターを破壊しながら「今、この時代! このとき! この瞬間! 誰が想像した? なぜこうなったかは大事だよ。でも「不運」とか「運がなかった」とかそんなこと絶対に言っちゃダメだ! いつだって不運な時代はあったし、でもそれを乗り越えてきた人間がいるんだよ! 今、こういう状況で“人と人が関われない時代”なんて絶対に言わせちゃいけない。俺たちは人と人で、人間と人間で乗り越えていく者なんだから、それを絶対に忘れないでほしい!」と叫んでみせた。
なお、この日のライブの模様は「メモリーライブグッズ」として現在販売中(販売期間:7月15日(水)23:59まで)。当日の配信映像はもちろん、ライブの裏側まで収録される。また、同公演でライブ初披露された新曲「道」は、配信シングルとして7月29日にリリース。いずれもMISSIONの歴史的瞬間を収めた作品となっているので、ぜひチェックしてみてほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
写真:桝田涼太、中島 健
◎リリース情報
配信シングル『道』
2020/07/29 RELEASE
※各主要配信サイト、サブスクリプションサービスにて配信予定
◎グッズ情報
MISSION 生配信ライブ【MISSION Youtube LIVE from 新宿ReNY】の開催を記念し「メモリーライブグッズ」を販売中。「メモリーライブグッズ」は、当日の配信映像+ライブの裏側が収録されたスペシャル映像や、特典付きグッズなどの全3種での販売。7月15日までに購入したユーザーは、希望の名前がスペシャル映像のエンドロールに記載され、さらに購入者の中から抽選で直筆サイン入り色紙(1名)や特大ポスター(1名)がプレゼントされる。
・「メモリーライブグッズ」ダウンロードオンリープラン(2,750円)
⇒スペシャル映像のデータのみのダウンロード販売
・「メモリーライブグッズ」ダウンロードカード Aプラン(3,960円)
⇒スペシャル映像ダウンロードカード+参加チケット
・「メモリーライブグッズ」ダウンロードカード Bプラン(5,940円)
⇒ダウンロードカード+参加チケット+DVD+パンフレット
商品詳細:SPIKE Online Shop
https://spike-out.com/shop/
販売期間:7月15日(水)23:59まで
発送時期:7月下旬~8月上旬頃を予定
◎MUSIC VIDEO
「シニガミ」Lyric Video https://youtu.be/IDsTG0g6zoc
「ゴースト」MV https://youtu.be/DMxcI9Qtqrs
「Born to be」LIVE MV(Short ver.) https://youtu.be/TJyBR11H_T4
MISSION オフィシャルサイト https://www.mis.rocks/
MISSION 公式ツイッター https://twitter.com/mis_rocks
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