2020/07/05
2020年7月6日付の週間シングル・セールス・チャート“Billboard JAPAN Top Singles Sales”でジャニーズWESTの『証拠』が初週225,849枚を売り上げ、首位を獲得した。(集計期間2020年6月22日~2020年6月28日)
『証拠』は、前作『Big Shot!!』から約8カ月半ぶりとなる14枚目のシングルで、メンバーであるの藤井流星・神山智洋が主演を務める『正しいロックバンドの作り方』の主題歌となっている。
今回はジャニーズWESTのシングル全14作のセールスをSoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、各シングルの発売初週の販売数と集計期間(2020年6月22日~2020年6月28日)までの累計販売数は下記の通りである。またグラフ化したのが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/89592/2)となる。
◎ジャニーズWEST歴代シングル発売初週販売枚数(かっこ内は2020年6月28日まで累計販売枚数)
『ええじゃないか』[2014年04月23日] 205,098枚 (265,681枚)
『ジパング・おおきに大作戦』[2014年10月08日] 114,945枚 (180,569枚)
『ズンドコ パラダイス』[2015年02月04日] 95,747枚 (124,984枚)
『バリ ハピ』[2015年07月29日] 111,405枚 (143,915枚)
『逆転Winner』[2016年04月20日] 119,454枚 (148,884枚)
『人生は素晴らしい』[2016年07月27日] 125,322枚 (156,743枚)
『おーさか☆愛・EYE・哀』[2017年06月21日] 148,695枚 (179,960枚)
『僕ら今日も生きている』[2017年11月22日] 135,513枚 (167,093枚)
『プリンシパルの君へ』[2018年03月07日] 157,212枚 (182,356枚)
『スタートダッシュ!』[2018年08月15日] 137,160枚 (163,513枚)
『ホメチギリスト』[2019年01月30日] 143,651枚 (162,711枚)
『アメノチハレ』[2019年04月24日] 165,559枚 (191,604枚)
『Big Shot!!』[2019年10月09日] 171,051枚 (203,320枚)
『証拠』[2020年06月24日] 225,849枚 (225,849枚)
今作『証拠』は発売初週セールスとしてはこれまで最も高かったデビュー作『ええじゃないか』を2万枚以上超え、自己最高記録を更新した。さすがに累計販売数は、発売以降6年経過している『ええじゃないか』には届かなかったものの、それ他の既出のシングルの累計販売枚数を1週で越す、スマッシュ・ヒットとなっている。
続いて、各シングルの販路別についても調査してみた。歴代シングルの実店舗とEコマースでのの累計販売枚数をグラフ化した物が図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/89592/3)である。
特に3作目『ズンドコ パラダイス』以降はリリースを重ねる毎にEコマースが伸びる事によって全体の販売枚数を押し上げている事がわかる。今作においては、新型コロナウィルスの影響もあってか、実店舗の販売枚数は前作『Big Shot!!』に及ばない結果となっているが、それを遥かに超えるEコマースでの売り上げがあり、従来の作品とは異なりEコマースが実店舗を越える売り上げとなっている。また、リリース週のみでジャニーズWEST全シングルで最もEコマースで売れたタイトルとなった。
デビュー作『ええじゃないか』、2作目『ジパング・おおきに大作戦』の特長は、累計販売枚数と初週販売枚数の差が高い。もちろんこれは全シングルの中で最も集計期間が長い事もあるが、デビュー後しばらく経過した後、ジャニーズWESTに興味を持ち、デビュー作や2作目を購入するといった、ファンが増える過程での購買行動が影響していると思われる。初週販売数では『ええじゃないか』を越え、最高のセールスとなった『証拠』であるが、今後も更にファンを増やし、累計販売数でもデビュー作を越える代表作となるのか、今後もジャニーズWESTから目が離せない。
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