2020/06/08 11:31
吉川晃司が、自身が主演を務めるドラマ『探偵・由利麟太郎』のテーマソングを担当する。
『探偵・由利麟太郎』は、『金田一耕助シリーズ』で知られる横溝正史による長編小説『蝶々殺人事件』を含む『由利麟太郎シリーズ』の連続ドラマ化作品。6月16日からカンテレ・フジテレビ系にて放送開始される。
吉川はメインテーマとエンディングテーマの2曲を書き下ろし。メインテーマの「Brave Arrow」はサスペンス調のインスト楽曲で、ドラマのホラー/ミステリー感を表現したという。また、エンディングテーマの「焚き火」はカントリー&ウエスタン調の楽曲で、吉川が演じる由利麟太郎の孤高感を表現したとのこと。「焚き火」の歌詞はわずか2行、ほぼ全編がスキャットとなっている。
どちらの曲も“都会という荒野を彷徨うカウボーイ”という、役を演じるうえでも吉川が大切にしていた由利麟太郎のイメージを意識して制作された。吉川は「あくまでもドラマに合った曲をという意識で制作にのぞみました。映像作品にプラスの要素をもたらす楽曲でなければ、本末転倒ですから。そこに吉川晃司のイメージは必要ない。あくまでもイメージしていたのは由利麟太郎。ドラマを制作されている方がイメージしている理想の曲の延長線上で、できることならばよりパワーアップできるようにと務めました。」とコメントしている。
なお「Brave Arrow」と「焚き火」は、ドラマの初回放送日に合わせ、6月16日に配信限定シングルとしてリリースされる。
◎吉川晃司 - コメント全文
――ドラマの楽曲を作る上で心がけたことは?
あくまでもドラマに合った曲をという意識で制作にのぞみました。映像作品にプラスの要素をもたらす楽曲でなければ、本末転倒ですから。そこに吉川晃司のイメージは必要ない。あくまでもイメージしていたのは由利麟太郎。ドラマを制作されている方がイメージしている理想の曲の延長線上で、できることならばよりパワーアップできるようにと務めました。
――「Brave Arrow」と「焚き火」はどんな流れで制作が進行したのでしょうか?
脚本家の方も含めて制作チームと話している時に出てきたイメージがカントリー&ウエスタンでした。そのイメージに沿って、「焚き火」を作り、おおよそ完成してから「焚き火」を展開して広げていって、「Brave Arrow」を作りました。「焚き火」は都会という荒野をさまようカウボーイのイメージです。日が暮れてきて火を焚いて、獲ってきた獲物を火で焼きながら、ウイスキーで体を温めているという。由利麟太郎自身がどこか都会をさまよっているというイメージがあったので、こういう歌になりました。
――歌詞はわずか2行で、“空に放つ矢のように”というフレーズは「Brave Arrow」とも繋がりがあります。歌詞についてはどのように考えていたのですか?
当初からスキャットでいきたい、歌詞はほとんどいらないなと思っていたんですよ。作詞家の松井五郎さんにも「ほぼスキャットでいきたい」という矛盾したお願いをしました。松井さんが用意してくださった中で使ったのは2行だけだったんですが、2行ですべてを言い尽くしていると感じました。スキャットは自分のスタジオでデモテープを録った時にラフに歌ったままのものなんです。スタジオできっちり歌ったら、あの雰囲気は出せませんから。イメージとしては由利麟太郎が歌っている感じです。
◎リリース情報
シングル『Brave Arrow/焚き火』
2020/6/16 RELEASE
◎放送情報>
ドラマ『探偵・由利麟太郎』
カンテレ・フジテレビ系
2020年6月16日スタート
火曜よる9時 5週連続特別ドラマ
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