2020/05/29
レディー・ガガのニューアルバム『Chromatica』の配信が本日5月29日にApple Musicでスタートした。
MV全編をiPhone 11 Proで撮影し、広告キャンペーンでも話題となった「Stupid Love」や、アリアナ・グランデとコラボレートした「Rain On Me」を含む全15曲収録。ブラッドポップのプロデュースによるディスコ・ディーバへの原点回帰となった作品だ。
レディー・ガガは『Chromatica』のリリースに先駆け、Apple Musicのラジオステーション Beats 1のDJ、Zane Loweとソーシャルディスタンス・スタイルでのインタビューに臨んだ。「またダンスアルバムを作るようになった」「このダンスフロアは私のもので、自分で勝ち取ったもの」「これまであらゆる経験をしてきたけど、もうそれについて痛みを感じる必要はない。それも私の一部だと受け入れて、前に進んでいけばいいんだから」などと語った。
世界が直面している困難な状況については、「実は、新型コロナウイルスが発生した時、このアルバムを今は出したくないと思ったの。世の中の人を助けるために自分に出来ることは何だろうかと考えていたわ」と語り、医療従事者など困難な状況に挑む人々を称賛し、また自身も音楽活動を通じて人々をサポートしたいという想いを述べた。
アリアナ・グランデとのコラボレーションについては、「友情が花開いたの」と。「アリアナのボーカルをプロデュースしてたとき、私はスタジオのコンソール卓の前に座ってこう言ったの。『普段歌うときに気を付けてることを全部忘れて、ただ歌ってみて。あとついでに、あなたが歌ってる間、目の前で踊ってあげる』って。だって、ものすごく大きな窓があったんだから。アリアナは『ちょっと待って、無理。どうしよう』って感じだったけど、それから彼女がそれまでとは違った声で歌い始めたの。それって、2人のアーティストがお互いを理解し合った喜びの瞬間だった。人間ってそういうもの。私たちは誰だって、自分が安心できることをやる傾向があるから、私は共演するアーティストにはいつも要求するの。『めちゃくちゃ不安になることをやって、それをもう1回してみて』って」と語った。
また、昨今のソーシャルメディアについては、「私たちは自分の分身のような存在をインターネット上に何億と作ってきた」「でも、実際は(ソーシャルメディアの写真のように)美しくない。痩せてもいない。お金持ちでもない」とし、多数の「いいね!」をもらうことで「私は価値ある人間だ」と勘違いすることの危険性を、「底なしの穴」と例えた。
Apple Musicでは、2008年のデビューから今に至るまでのヒット曲を集めたプレイリスト「はじめてのレディー・ガガ」や、ミュージックビデオのプレイリスト「はじめてのレディー・ガガ:ビデオ」なども公開されている。
https://music.apple.com/jp/album/chromatica/1500954334
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像