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2020/05/27 17:00

ダイアン・ウォーレンの「I’m Standing With You」、新型コロナ救済アンセムに

 今年の【アカデミー賞】で<歌曲賞>にノミネートされたことで話題となった、映画『ブレイクスルー』でクリッシー・メッツが歌唱した、ダイアン・ウォーレン作曲の「I’m Standing With You」が、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、全く新しい意味を持とうとしている。

 ウォーレンは、映像監督のゲブ・ミロンと作曲家・編曲者のシャロン・ファーバーとともに、メッツの高揚感に満ちたアンセムを、世界中の170人以上のアーティストが歌う壮大なコーラスで彩り、その記念すべきミュージック・ビデオを披露した。5月22日の初公開以来、ビデオはCOVID-19連帯対応基金のために500万ドル(約5億3800万円)以上の寄付金を集め、残りの34日間で750万ドル(約8億700万円)の調達を目指している。

 ミュージック・ビデオは、世界の有名観光スポットに国民的なシンガーをデジタルで投影したもので、9歳のアメリカ人歌手エデン・コンテズ=ファーバーはタイムズ・スクエアから、ギリシャ人歌手マリオ・フランゴリスはアクロポリス前から、オーストラリア人アーティストのティナ・アリーナはシドニーのオペラ・ハウス、トルコ人ミュージシャンのオマール・ファルク・テクビレクはアヤソフィアのシーンに出演している。テキサス・メディカル・センター・オーケストラの医療専門家を含む160人編成のオーケストラ、そして自宅で動画を録画したエッセンシャル・ワーカーも参加した。

 「私の歌が世界中の人々を一つにするために使用され、またこのような刺激的なプロジェクトに参加できたことを光栄に思います。あなたと一緒にいることが、癒しになり慰めになる人がたくさんいます」とウォーレンはプレス・リリースで述べ、「ファースト・レスポンダーは困難な仕事であり、私たちは彼らにサポートを示し、彼らが行っていること全てに感謝しています。そして団結しながら、苦しんでいるすべての人々を思っています」と続けた。

 「音楽は世界共通語であり、人々を奮い立たせたり、インスパイアする強力なツールです。この不確かな時期に、困っている人、家で孤立している人、精力的に他の人を元気にしている人、そしてこの恐ろしい伝染病の痛みを感じている人々を助けるために私たちは行動を起こそうと決意したのです」とファーバーとミロンは声明で語った。

 「アーティストとして、私たちは芸術を活用し、人々の精神を高めることで助けることができます。同時に、COVID-19連帯対応基金に寄付することで、新型コロナウイルスのパンデミックとの闘いの一部になるように彼らに働きかけることができます。ハッシュタグ#ImStandingWithYouを使用して、それぞれの"Standing"のストーリーを共有してください」と続けた。

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