2020/05/14
2020年5月13日に公開されたApple Musicのゼイン・ロウとのリモート・インタビューで、アリアナ・グランデがニュー・アルバムの可能性やジャスティン・ビーバーとのチャリティー・コラボなどについて語ったほか、ドージャ・キャットとの未発表コラボの存在も明かした。
ドージャ・キャットについて彼女は、「彼女のことで頭がいっぱいなの。いつかまた何かをリリースする時のためにとっておこうと思っているある楽曲の作業を、今年に入ってから彼女と一緒にやれたんだ。彼女の性格が大好き。彼女が提供してくれる音楽的な要素が大好き。新鮮な息吹を感じるんだよね。優秀だしとても才能があるし」と絶賛しており、「昨年の終わり頃に一緒にやった曲もあって、それもすごく気に入っているの。最初に書き上げて彼女に送った時、シャワーを浴びていたみたいで、“B---h、これ超好き。今シャワー中なんだ”って言われたから、“ゆっくり浴びて。あとで折り返してくれればいいから”って返したんだよね」と、仲が良さそうなやりとりを紹介している。
アリアナはその翌日に、ドージャが激しくトゥワークし過ぎてウィッグが飛んでいってしまっている動画を受け取ったそうで、ラップ・パートも完璧に作り上げてあったと明かしている。「“好きなだけ小節を使っていいよ。どうぞどうぞ。言いたいことがあるなら、やろうよ”って伝えたら、彼女はどんどんやっちゃって、すごく楽しかった。(その楽曲が)大好き。今のところ一番気に入っている」と彼女は話している。
ジャスティンとのコラボが生まれた経緯については、「私たちは何か楽しいものを、そして人々を助けて、“一人ぼっちじゃない”って感じてもらえるようなものを作りたかったんだと思う。というか、願わくばそれなりに気分が上がるようなものをね」と彼女は説明している。そして、「あと、メンタル的にもとても孤立しがちな時期だと思うから、音楽を出したかった。音楽は人をいい気分にするものだし、人の生命力に最も響くものだから、明るくさせたかったんだ」と話している。この楽曲の収益は、First Responders Children’s Fundに寄付される。
自主隔離中の音楽制作について前向きな発言をしているアリアナだが、残念ながらニュー・アルバムを出す気分にはなれないようだ。彼女は、「自分の考えから逃れられないし、頭の中に取り残されているような状態だから、創作するには最高の時期だよね。創作者はみんな特にインスパイアされているんじゃないかな、少しくらいは。最近まで自宅スタジオがなかったから、その点ではすごく楽しんでいる反面、睡眠や食事のスケジュールにとっては最悪ね。何かを作ること以外にも人生にはやるべきことがあると思い出して、ある時点でコンピューターから離れなければならない」とワーカホリックな一面をのぞかせている。
「創作に関しては、すごくいい感じ。ただ、多くの人はそのような余裕がないこととか、自宅からできる仕事じゃない人だってたくさんいることも分かっているから、罪悪感を感じるし、恵まれているなとも思う」と彼女は続け、「現時点で何かを出すのはどうも気分が落ち着かない。そういうこと全てをするにはすごく微妙な時期だと思うから」と述べている。
アルバムをレコーディングしているのかと聞かれた彼女は、「そうでもないよ。話せるようなことは何もない。(アルバムは)出さない。そうなったらまた話すけれど……制作はしているよ、たくさん作っているけれど、今考えているのはそういうことじゃない」と話している。
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