2012/12/05 16:30
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の2012年ラストワンマンライブが11月30日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催された。7月にリリースされたニューアルバム『桜富士山』の収録曲を中心に人気曲まで彼らの魅力を余すことなく感じることができる興奮の一夜となった。
年内最後のワンマンということもあり、チケットは早々に完売。会場もバンドの登場を待ちわびる観客でぎっしりと埋め尽くされていた。10分ほど遅れて開演し、照明が落ちると彼らの演奏のSE(『桜富士山』の「E列車で行こう ~イントロダクション~」)が流れ、バンドメンバーが登場。演奏準備を終えるとSEの締めの音に合わせて一斉に楽器を鳴らし、いよいよスタート。黒のハット帽子を被った奇妙礼太郎が登場して「元気かー?」とごきげんな様子で「タンバリア」「機嫌なおしておくれよ」「わるいひと」など人気ナンバーを連発。ステージを縦横無尽に動き回り、メロディを思うがままに独特の間で歌う彼はやはり替えのきかない唯一無二の歌い手であると再認識させられる。
最近ステージで話すのが楽しくて仕方がないという彼のMCでは「iPhoneのゲームにハマってしまい、このままでは歩く時も危ないと思ったので家に置いてます。」ともやっとした奇妙節の笑いで会場は穏やかな雰囲気に。その後も『桜富士山』から「スイートソウルミュージック」「あの娘に会いにゆこう」や、「サントワマミー」「ルージュの伝言」といった名曲カバーを披露。肩透かしを食らうようなコール&レスポンスも彼が「オーイエー!」と叫べばロックンロールの魔法にかかる。「疲れたからメンバー紹介でちょっと休憩」と言いながらも全力のメンバー紹介で「今回のツアーの練習、僕だけ参加してません(笑)」と奇妙節は炸裂し続ける。終盤では松田聖子の名曲「SWEET MEMORIES」をコーラスとパーカッションで参加していた杉瀬陽子との熱気あふれるデュエットを繰り広げた。そして、「星に願いを」「オーシャンゼリゼ」を観客と大合唱し、一旦終了。
アンコールでは急きょバイトを代わってもらったというワンダフルボーイズのSundayカミデ(Vo,key)がスペシャルゲストで登場、ワンダフルボーイズの「Joy to the world!」で再度観客を熱気に包む。奇妙とサンデーカミデはフロアに降りてまたしても大合唱のファンサービスも。最後は彼らを全国区に知らしめることになった「君が誰かの彼女になりくさっても」を披露して幕を閉じた。彼らの音楽はクセになる為、たっぷりと楽しんだはずなのにまた欲しくなってしまう。トラベルスイング楽団では公演の予定は今のところ未定だが、ソロでは年内全国で様々なイベントに出演するようだ。
写真上:photo by ATC
写真下:photo by Tanabe
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 年内ライブ予定
2012年12月22日(土)心斎橋 CONPASS
http://travel-swing.jugem.jp/?eid=1289
2012年12月29日(土)恵比寿 LIQUIDROOM
http://travel-swing.jugem.jp/?eid=1311
他のライブ予定はこちら
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団HPライブスケジュール
http://travel-swing.jugem.jp/?cid=1
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