2020/04/21 10:15
ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」が首位に返り咲いた、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
先週初登場したドレイクの新曲「トゥージー・スライド」に首位の座を奪われたが、安定したポイントを維持し、通算3週目となる首位復帰を果たした「ブラインディング・ライツ」。ザ・ウィークエンドにとって、3週は2015年リリースの「キャント・フィール・マイ・フェイス」と並ぶ2番目に長い首位獲得記録で、同2015年の「ザ・ヒルズ」がマークした6週が自己最長記録となる。
「ブラインディング・ライツ」は、週間1億860万回を記録してエアプレイ・チャートで2週目の首位をキープした他、デジタル・ソング・セールス・チャートでは4位から1位に、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでも2位から1位にそれぞれ返り咲き、R&Bソング・チャートでは8週目のNo.1を獲得している。週間2,540視聴を記録して、ストリーミング・チャートでは3位をキープした。
「ブラインディング・ライツ」の大ヒットを受け、新作『アフター・アワーズ』は今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で4週連続の首位獲得を果たしている。
2週連続の首位獲得を逃したドレイクの「トゥージー・スライド」は2位にダウンしたが、週間3,720万回を記録してストリーミング・チャートでは2週目の1位をキープしている。売り上げ自体は37%も減少しているが、デジタル・ソング・セールス・チャートでは3位から2位に浮上(週間16,000ダウンロード)。エアプレイ・チャートでは、今週の<Airplay Gainer>を獲得して22位から14位へ大きく順位を上げている(週間4,780万回)。
ロディ・リッチの「ザ・ボックス」は3位、デュア・リパの「ドント・スタート・ナウ」は4位をそれぞれキープし、5位にはドジャ・キャットの「セイ・ソー」がランクインした。
先週の8位から3ランクアップした「セイ・ソー」は、週間7,860万回を記録してエアプレイ・チャートでも8位から5位に、ストリーミング・チャートでは10位から8位にそれぞれ上昇している(週間1,520万視聴)。ドジャ・キャットにとっては初のTOP5入りで、彼女が所属する<RCAレコード>から発表された女性アーティストによる楽曲では、2016年に通算4週のNo.1をマークしたシーアの「チープ・スリルズfeat. ショーン・ポール」以来のTOP5入りとなる。
ポスト・マローンの「サークルズ」は6位から7位にダウンしたが、これでTOP10入り総数を33週目に更新し、TOP10入り総数歴代最長記録を達成した。なお、同33週にはエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」(2017年)、マルーン5の「ガールズ・ライク・ユー feat. カーディ・B」(2018年)、そしてポスト・マローン自身の「サンフラワーwithスウェイ・リー」(2019年)の3曲があり、現時点ではタイ記録となる。次週、34週目のランクインを果たせば、歴代単独トップに躍り出る。
TOP10以下では、カミラ・カベロの「マイ・オー・マイfeat.ダベイビー」が12位まで上昇中。そして米ワシントン州シアトル出身の若手ラッパー=リル・モジーの「ブルーベリー・フェイゴ」がミュージック・ビデオの公開を受け18位から16位に最高位を更新している。
また、米オーディション番組『アメリカン・アイドル』出身の女性カントリー・シンガー、ギャビー・バレットのデビュー曲「アイ・ホープ」が20位から17位に、ブレイク・シェルトンとグウェン・ステファニーのデュエット曲「ノーバディ・バット・ユー」が24位から18位へそれぞれランクアップし、カントリー・ソングが2曲新たにTOP20入りした。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月24日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
2位「トゥージー・スライド」ドレイク
3位「ザ・ボックス」ロディ・リッチ
4位「ドント・スタート・ナウ」デュア・リパ
5位「セイ・ソー」ドジャ・キャット
6位「アドア・ユー」ハリー・スタイルズ
7位「サークルズ」ポスト・マローン
8位「ライフ・イズ・グッド」フューチャーfeat.ドレイク
9位「インテンションズ」ジャスティン・ビーバーfeat.クエイヴォ
10位「everything i wanted」ビリー・アイリッシュ
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