2020/04/20
4月20日はスモール・フェイセスやハンブル・パイのボーカリストとして知られるスティーヴ・マリオットの命日。
1947年1月30日、イギリス・ロンドン東部生まれ。幼い頃から子役として舞台や映画に出演しスポットライトを浴びてきたスティーヴ・マリオットは、1965年にロニー・レーンらとスモール・フェイセスを結成した。翌年発表のデビュー・アルバム『スモール・フェイセス』が全英3位の大ヒットを記録し、イギリス国内でブレイクしたスモール・フェイセスは、ザ・フーやキンクスとともにモッズ・ムーヴメントの代表格として若者から絶大な支持を集めた。
小柄ながらソウルフルな歌声とアイドル的ルックスで人気を博したマリオットだが、彼自身はそれを不満に感じ、またアメリカでの活躍を夢見てバンドを脱退。ピーター・フランプトンらとハンブル・パイを結成したマリオットは、1972年『スモーキン』が全米ビルボード6位を記録と、念願のアメリカでの成功を手にしたが、バンドは75年に解散。翌年にはソロ・アルバムをリリースし、その後もスモール・フェイセスの再結成や新生ハンブル・パイの結成などバンドとしての再起を試みたが、いずれも長くは続かなかった。
そのような状況でもパブや小さなクラブでのライブを精力的に行っていたマリオットだが、1991年4月20日、エセックスの自宅で自身の寝たばこによる火災が原因で44歳の若さで死去。マリオットがイギリスのロック界に与えた影響は絶大で、ロバート・プラントやポール・ウェラーらも彼の歌唱法に影響を受けたことを公言している。
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