2020/04/15
YOSHIKIが、イギリス現地時間2020年4月14日、英BBCワールドニュース『Outside Source』にLAの自宅から生出演し、今、ミュージシャンとしてできること、仲間やファンに対する想いを語った。
キャスターからは「率先して感染対策を呼びかけてきたアーティスト」と紹介され、『COVID-19救済基金』(感染拡大防止措置による公演中止の影響を受けた音楽業界を支援する基金)に10万ドルの寄付をしたことや、U2のボノ、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム、 ジェニファー・ハドソンと共に「SING 4 LIFE」を作りあげ同曲でピアノを演奏したことが伝えられた。
この「SING 4 LIFE」を発表した目的について、YOSHIKIは「新型コロナウイルスに苦しむ人々の助けになりたかった」と語り、 「家に一人で居ることで、 物理的には距離を置いていますが、考えや心を共有して繋がる事はできます。だから、この曲は“我々は完全に一人ではない”ということを歌っているんです」と説明した。
ミュージシャンとして、現状に対する想いや活動について尋ねられると、YOSHIKIは、被害の拡大が日本より早かったLAに居たことで、このウィルスの脅威を身をもって知ったこと、そして、大切なファンや音楽仲間を守りたくて、自粛の必要性を訴え続けたことなどを語った。
さらに「音楽家として、仲間を応援したいと思っていますが、それと同時に、いま一番大切なのは、医療に従事している方々を支えることだと思います。彼らが自分たちの命を救ってくれています。本当に感謝しています」と話し、続けて「ファンの方のほうが……僕の命よりも大切です。僕の父親は自殺して、バンドメンバーも亡くなり、僕の人生は“死”に囲まれています。ファンはそんな僕を救ってくれました。だから、ファンや友達を本当に救いたいんです」と、熱弁をふるった。
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