2020/04/14 14:30
A.R.M.Y.と総称される熱心なファンが世界中にたくさんいることで知られるBTSだが、今年の2020年4月1日を前に、A.R.M.Y.の間でSNSで広まったエイプリル・フールのジョークの影響で、BTSのデビュー・アルバムが米ビルボード・チャートに初登場するという現象が起きた。
世界中のBTSファンが一斉に参加した2020年のエイプリル・フールのネタとは、“4月1日にデビューするBTSという新しい男性アイドル・グループ”への期待をSNSで表明するという内容だった。ジョークとはいえ、A.R.M.Y.にとってはBTSのキャリアを振り返るいい機会になったようで、2013年に防弾少年団としてデビューした7人組のファースト・アルバム『2 COOL 4 SKOOL』を実際に購入するファンが続出した。
ニールセン・ミュージック/MRCデータによると、約7年前の2013年6月12日にリリースされた『2 COOL 4 SKOOL』は、4月2日に終わる集計週に1,000ユニットを売り上げ、最新の米ビルボード・ワールド・アルバム・チャートで12位で初登場した。現時点で全米で68,000ユニット売れている。
この現象はアルバムだけにとどまらず、個別の楽曲にも及んでいる。防弾少年団のデビュー・シングル「NO MORE DREAM」も、ワールド・デジタル・ソング・セールス・チャートにおいてこれまでの最高位だった14位を大幅に更新する2位まで浮上した。これまでの週間売上枚数を超える1,000枚が動いたことにより、今週全米で最も売れたK-POPシングルとなっている(現時点で累計45,000枚が売れている)。
また、同アルバム収録曲の「いいね!」と「INTRO: 2 COOL 4 SKOOL (FEAT. DJ FRIZ)」もそれぞれ10位と18位でチャートに初登場している。「いいね!」は累計18,000枚、「INTRO: 2 COOL 4 SKOOL」は1,000枚全米で売れている。
BTSは例年エイプリル・フールに積極的で、昨年は公式Twitterをジェイホープとシュガのデュオ活動アカウントに変えるなど、メンバー側からもジョークを発信してきたが、今年は新型コロナウイルスのパンデミックを受け、最年長メンバーのジンが“いたずらをすることに抵抗がある”という趣旨の発言をWeVerseを通じてファンに伝えていた。
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