2020/03/28 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、カニエ・ウェストとテイラー・スウィフトに関する話題から。リリース時に物議を醸した2016年の楽曲「Famous」についてカニエ・ウェストが、テイラー・スウィフトと電話で会話をするフル動画が、先週末リークされたことが大きな話題となっているが、これにテイラーが反応している。テイラーのファンたちは、この約25分に及ぶフル動画が、曲の中で“ビッチ”と呼ばれることに許諾していないというテイラーの主張を裏付けており、彼女がこれまで真実を語っていたという証拠だとしている。また、テイラーは、今はもっと重要なことに目を向けるべきだとインスタグラム・ストーリーズへ投稿している。
テイラー・スウィフト&カニエ・ウェスト、物議を醸した「Famous」に関する会話がリーク
テイラー・スウィフト、「Famous」を巡るカニエとの会話が新たにリークされたことに反応
2020年3月24日、ジャクソン・ブラウンが、新型コロナウィルス検査で陽性と診断されたことを米ローリング・ストーン誌とのインタビューで明かした。現在71歳のブラウンは、咳と発熱の症状が出たため、検査を行った結果、陽性であることが確認された。彼は「自分の症状は、本当にごく軽いものなので、治療薬の必要もなく、入院やそういった類のものも全く必要ない」と話している。今回検査結果を公にした理由は、たとえ無症状であっても、彼と同じように、自宅待機する必要があることを人々に伝えたかったからだということだ。
Apple Musicのゼイン・ロウが、毎日更新される新たなインタビュー・シリーズを2020年3月23日から開始し、第一回目のゲストにエルトン・ジョンを迎えてトークを繰り広げた。彼は音楽の話題で、ザ・ウィークエンドが新曲「Scared to Live」でエルトンの「ユア・ソング」の一部が使われていることに言及。「大好きなんだ。ずっと好きだったけれど、今回のニュー・アルバムのミュージック・ビデオなんかは……“Blinding Lights”とかは1980年代風で、エイベル(・テスファイ、ザ・ウィークエンドの本名)のサウンドと相まって完璧に的を射ているよね」と絶賛し、さらに「彼のレコードの一部になれるなんて本当に感動したよ」と語っている。
エルトン・ジョン、ザ・ウィークエンドを絶賛「彼のレコードの一部になれるなんて本当に感動した」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ロディ・リッチの「ザ・ボックス」が11週目の首位をキープした。11週以上の首位獲得記録は、歴代26曲目となる。前週から8%ほど減少したが、週間4,140万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでは12週目の1位をキープしている。また、リル・ウージー・ヴァートが、最新アルバム『エターナル・アテイク』のデラックス盤に収録されている全14曲を含む計22曲を同時にランクインさせた。これで、同チャートの61年間の歴史で、同時に22曲以上チャートインさせた3組目のアーティストとなった。史上最多は2018年7月14日付のドレイクの27曲。
【米ビルボード・ソング・チャート】ロディ・リッチ11週目のNo.1、ハリー・スタイルズ約3年ぶりにTOP10入り
リル・ウージー・ヴァート、米ビルボード・ソング・チャートへ計22曲を同時にチャートインさせる快挙
そしてアルバム・チャートでは、そのリル・ウージー・ヴァートの『エターナル・アテイク』が2週連続の首位獲得を果たした。先週、288,000ユニットを記録して初登場1位に輝いた同作は、2週目も247,000ユニットと高水準を維持し、2位以下と大きく差をつけて首位をキープ。デラックス・エディションが3月13日にリリースされたためともいえるが、デラックス盤の効果がなくとも1位だったことが予想される。4位にデビューしたのは、ナイル・ホーランの2ndアルバム『ハートブレイク・ウェザー』。初動ユニット数は59,000で、そのうち42,000がアルバムの売上枚数だった。
【米ビルボード・アルバム・チャート】リル・ウージー・ヴァート首位キープ、ナイル・ホーラン4位初登場
今週のその他の注目ニュース
ビリー・アイリッシュ、デビュー・アルバムに影響を与えた楽曲のプレイリストを公開
リアーナ、自身の非営利団体が新型コロナウィルス対策に約5.5億円を寄付
マイケル・ジャクソンの管理団体、新型コロナで困窮する米エンタメ業界の雇用者支援に約3,300万円を寄付
カーディ・B、話題のリミックス楽曲「Coronavirus」が米ビルボード・チャートにランクイン
新型コロナウィルス感染拡大による、海外の音楽イベント/コンサートへの影響まとめ(随時更新中)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像