2020/03/24 16:30
Apple Musicのゼイン・ロウが、毎日更新される新たなインタビュー・シリーズを2020年3月23日から開始し、第一回目のゲストにエルトン・ジョンを迎えてトークを繰り広げた。インタビューと並行して、アーティストが現在の気分を反映した1時間分の音楽をセレクトするというもので、エルトンは新人アーティストやザ・ウィークエンドとの関係、そして新型コロナウィルスのパンデミックの影響などについて話している。
COVID-19の影響で自宅にいることが多くなったことについて彼は、「正直言うと、息子たちと一緒にこれほど多くの時間を過ごせるのは最高だよ、普段はできないことだから。(2019年)11月からはオーストラリアとニュージーランドのツアーに同行していたんだけれどね。今は四六時中彼らと一緒でファンタスティックだ。まあ、まだ1週間しか経ってないからこう言えるけれど、3週間後にまた様子を見てくれるかな」とジョークを飛ばしている。
さらに彼はパンデミックについて、「前向きに、“これもいつか終わるさ”と思うしかない。それがいつになるか分からないけれど、科学者たちがこれまでにないくらい忙しくしながら何か効果があるものを、ワクチンを見つけようとしている。でもそれには時間がかかる」と述べ、“大変な仕事を全て引き受けてくれている”医療従事者たちをシャウトアウトした。
「これまで起きたどんな状況とも違うことが起きている。だから慎重にならなくてはならない。家族のそばを離れないようにしよう。みんなこれまでにないくらい家族と一緒に過ごすことになるだろうね。これもまた2週間後に様子を見てほしいけれど、今のところ僕はすごく楽しんでいるよ。家族と日中過ごすことがあまりなかったから、大満足だよ。だから、できるうちに大切にしてほしい。どんなに悪い状況でも、どこかに希望はある。自分も含めて、人々があまりにも自己中心的な世の中で、(パンデミックは)人々を団結させてお互いをもっと思いやるようにするかもしれないね。あと、人生の意味について考える時間を与えてくれる。人生とは愛すること、分かち合うこと、寛容な精神、そして団結すること。結果としてそうなることを願っている」と彼は話している。
音楽の話題では、ザ・ウィークエンドが新曲「Scared to Live」でエルトンの「ユア・ソング」の一部が使われていることに言及した。ザ・ウィークエンドについて彼は、「大好きなんだ。ずっと好きだったけれど、今回のニュー・アルバムのミュージック・ビデオなんかは……“Blinding Lights”とかは1980年代風で、エイベル(・テスファイ、ザ・ウィークエンドの本名)のサウンドと相まって完璧に的を射ているよね」と絶賛し、「【アカデミー賞】後のオスカー・パーティーで彼と会ったけれど、彼は本当にいつも穏やかですてきで謙虚な男だ。その時に彼が、“このレコードにはあなたへのサプライズがあるんですよ”って教えてくれて、そのサプライズが、“ユア・ソング”から“I hope you don’t mind, I hope you don’t mind”という部分を“Scared to Live”に使っていたことだった」と明かした。
「彼のレコードの一部になれるなんて本当に感動したよ。この歳になって、しかも彼の仕事が大好きな者として、本当に嬉しいし、彼のことが好きで仕方がない。今朝ちょうど何かを見ていたんだけれど、それが代わり映えしないラップのようなもので、“エイベルはいい。音楽を作っている。真っ当な音楽を作っている”って思っていたところだったんだよ」と彼は語っている。
thank you @eltonofficial https://t.co/c6yRoNICem
— The Weeknd (@theweeknd) March 23, 2020
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