2020/03/09
2020年3月6日にジャズ・ピアニストのマッコイ・タイナーが死去した。享年81歳だった。遺族がSNSで発表したが、死因などの詳細は明かされていない。
声明には、「ジャズ・レジェンド、アルフレッド・“マッコイ”・タイナーの死去を重い気持ちで発表させていただきます。マッコイは素晴らしいミュージシャンであり、自身の芸術、家族、精神性に生涯を捧げました。マッコイ・タイナーの音楽とレガシーは、今後何世代にもわたりファンと未来の才能をインスパイアし続けることでしょう」と綴られている。
タイナーは、1938年12月11日に米ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれた。ジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンと出会い、1961年のアルバム『マイ・フェイバリット・シングス』に参加した。1998年に【グラミーの殿堂】入りも果たしているこの作品は、ジョン・コルトレーン・カルテットの驚くべき相性を浮き彫りにし、商業的にも大成功した。その後も数々の名盤をリリースした同カルテットは世界的に有名になり、ジャズ史上最も影響力の大きいグループの一つとなった。タイナーは最後の存命メンバーだった。
彼は、ジョン・コルトレーン・カルテット以降も精力的に活動を続け、生涯で70作以上のアルバムをリリースした。5つの【グラミー賞】を受賞、2002年に米国立芸術基金によりジャズ・マスターの称号を授与されている。
A statement from the Tyner family: pic.twitter.com/uZH2wHKN67
— McCoy Tyner (@RealMcCoyTyner) March 6, 2020
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