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2020/03/07

マーク・ウォールバーグ、コメディ満載のアクション映画に挑戦した理由を明かす

 マーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督が5度目のタッグを組んだNetflix映画『スペンサー・コンフィデンシャル』が現在Netflixで好評配信中だ。

 旧知の仲である両者が過去に生み出した作品は『ローン・サバイバー』(2013)、『バーニング・オーシャン』(2016)、『パトリオット・デイ』(2016)、『マイル22』(2018)と重厚で実話に基づくリアルな作品が多かった。しかし今作では、これまでとは毛色が異なるコメディ要素のある痛快アクションというジャンルへ敢えて挑戦している。

 面白いと思えばこれまでやったことのないことにも果敢にチャレンジするスタンスを持つ2人は、本作のプロデューサーを務める『ワイルド・スピード』シリーズや『プリズン・ブレイク』シリーズの製作者ニール・モリッツと出会う。ニールは「本作の構想は長年練り続けていて、何かユニークなものを作りたかったんだ。マークとバーグ監督とはずっと一緒に仕事をしてみたいと思っていたから、彼らと共に映画を製作できることになったのは、願ってもない光栄だったよ」と、出会う前から2人と組むことを熱望していたことを打ち明けた。マークも「たとえ失敗しても、支えてくれる信頼できる仲間がいるのは素晴らしいことだ。何も心配せずに挑戦できるからね」と語っており、この出会いがこれまでリアリティ溢れる人間ドラマを生み出してきた2人を新たな挑戦へと駆り立てたのだ。

 マークが演じるスペンサーは、頑固者で正義感溢れる面を持ちつつも、ユーモアを併せ持つキャラクターで、過去4作品では演じてこなかったような人物だ。粗野だが正義感に溢れる元警察官のスペンサーは、最新テクノロジーに疎く、事件の手がかりとなる情報が保存されている“クラウド”を知らずに「クラウドをよこせ!」と的外れにわめくなど、コミカルな一面も持っている。また、犬や猫を溺愛しすぎるスペンサーの相棒のホーク(ウィンストン・デューク)や、怒りが頂点に達すると驚くほどまくしたてる癖を持つ超勝ち気なスペンサーの元カノのシッシー(イライザ・シュレシンガー)など、登場するキャラクターも濃すぎる人物ばかりで、随所に細かなユーモアも散りばめられている。

 バーグ監督は「これまでマークと私が生み出してきたような、実話を元にしたストーリーを伝えるということに伴う大きなプレッシャーからは一旦離れて、コメディ要素を含むアクションというジャンルの開拓を楽しむことにしたんだ」と、これまでとは異なるスタンスで作品に臨んだことを明かしている。互いに絶大な信頼を寄せるマークとバーグ監督が、新たに出会った信頼できるプロデューサーとともに挑む本作は必見だ。


◎作品情報
Netflix映画『スペンサー・コンフィデンシャル』独占配信中

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