2020/03/06
現在、サウスロンドンのジャズ・シーンで最も注目を浴びるアーティスト、オスカー・ジェロームがニューシングル「Sun For Someone」をリリースした。
https://www.youtube.com/watch?v=msaDkCvnRM4
ジャズの他、ファンク、ソウル、HIP HOPを愛するオスカー・ジェロームは、トム・ミッシュも学んだトリニティ音楽カレッジを卒業し、アフロビートのバンドKOKOROKOのメンバーとしても活躍。2018年にはビリー・アイリッシュも出演しているCOLORSに出演、2019年にはカマシ・ワシントンのUKツアーのサポートアクトを務め、SXSWにも出演した。
また、モデル級のルックスでステラ・マッカートニーキャンペーンにも起用され、ファッション界からも注目を浴びるとともに、政治的な訴えも投げかけている。
そんなオスカーについて世界で最も影響力のあるDJ、ジャイルス・ピーターソンは「Oscar Jeromeのどこが凄いかって、彼はサウスロンドンのペッカム発のアーティストでありながら、アフロビートのバンドKOKOROKOのメンバーとしてギターをプレイしながらも、自身ではシンガー・ソングライターとして活動しているところだよ」と絶賛している。
なお、オスカー・ジェロームは新曲「Sun For Someone」について下記のコメントを寄せている。
「この楽曲は人類絶滅こそがこの地球という惑星にとって良い、ということを提案しているんだ。人類さえこの地球からいなくなれば、この惑星は元通り素晴らしい形に戻るはず。“太陽は誰かのために昇る”―それは動物と惑星の為に。気候変動に対して働きかける人々達をもちろんサポートする反面、僕は個人レベルでエコなことをやっているだけで、他の人よりも良い人間と思い込んでいる人々を正直疑問に思う。特に、自身は行動していないのに、エコな活動を売りにしている政府…。イギリスの様な象牙の塔に住みながら、遠くから他の国々で異常気象に苦しんでいる人を目にしたり、日々の生活を生き延びるために環境にとって悪いことをせざるを得ない人々を見下している…我々は“地球を守ろう”と言いながらも、ただ“自分の身”だけを守ろうと言っているのではないのだろうか?」
photo by Denisha Anderson
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