2020/02/17
2007年より始まった、FM大阪が「飲酒運転撲滅」を唱えるプロジェクト「STOP! DRUNK DRIVING PROJECT = SDD PROJECT」。プロジェクトの中心となる【LIVE SDD 2020】が、2020年2月15日に大阪城ホールにて開催された。
今年プロジェクトは13年目を迎え、SDDに賛同しプロジェクトに参加している人(SDDメッセンジャー)は200万人を超えた。1万1,000人のメッセンジャーを迎え開催された【LIVE SDD 2020】は、プロジェクトリーダーのSTARDUST REVUE、TRFを中心にSDDに賛同した13組のアーティストによる熱いライブやメッセージ、【LIVE SDD】ならではの豪華なコラボステージを展開。会場にいる1万1,000人だけでなく、全国にいる約200万人のSDDメッセンジャーとともに、全国へ飲酒運転撲滅のメッセージを発信した。
開演前に、オープニング・アクトとして全国約200万人のSDDメッセンジャーの投票によって“LIVE SDD メッセンジャーズ・アーティスト”に選ばれたももすももすが登場。TVアニメ『旗揚!けものみち』エンディング・テーマにもなった「アネクドット」を披露し、会場を盛り上げた。
【LIVE SDD 2020】トップバッターは、翌日2月16日(日)も大阪城ホールにて【和楽器バンド Premium Symphonic Night Vol.2 ライブ&オーケストラ~ in 大阪城ホール 2020】を開催する和楽器バンド。昨年リリースされた「Ignite」を含む3曲をダイナミックに披露し、イベントのスタートを華々しく飾った。
二組目の出演者は、【LIVE SDD】初出演のSonar Pocket。「月火水木金土日。~君に贈る歌~」爽やかなアップチューンで会場を一つにした後、会場の端から端までメッセージを届けるように「365日のラブストーリー。」を歌い上げ、会場を温かい空気で包み込んだ。トークパートでは「ようやくLIVE SDD に出られました!」と、出演した喜びを語った。
続いて三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE として、そしてソロとしても過去にLIVE SDD に出演歴のあるCrazyBoy。昨年リリースした「PINK DIAMOND」をキレキレのダンスパフォーマンスとともに披露したのち「みなさんブチあがっていきましょう!」という言葉とともに、「NEOTOKYO」を披露。観客も手を挙げながら一体となって楽しんだ。
四組目に登場したのは、ボーカル&手話パフォーマンスグループ、HANDSIGN。一曲目にYouTubeでのMV再生回数が600万回超にのぼる「僕が君の耳になる」、そして「この手で奏でるありがとう」を披露。二曲共に実話をもとにした楽曲となっている。曲間のMCでも手話を用い、優しい空気を纏ったパフォーマンスを披露した。
黄色い歓声の中登場した五組目は、二年連続出演となるFANTASTICS from EXILE TRIBE。「飲酒運転撲滅、みなさんの幸せを願ってパフォーマンスさせて頂きます!」という言葉とともに、爽やかなアップチューン「Time Camera」と、先日リリースされたばかりの1stアルバムから「Tumbling Dice」を披露し、短い時間ながらも幅広い魅力溢れるステージを作り上げた。
六組目の出演者は、毎週水曜日(19:30~20:00)放送の『E∞Tracks Selection~川口レイジのradio K~』でもDJを務める川口レイジ。昨年FM OH!邦楽パワープレイにも選ばれた「Summers Still Burning」を披露したのち、現在ドラマ主題歌ともなっている「I’m a slave for you」を熱唱。緊張感も交えながら、初の【LIVE SDD】のステージを終えた。
続いて登場したのは、FM OH!でも毎週月曜日にレギュラー番組『Dream Shizuka の dream a Dream』を担当するDream
Shizuka。伸びやかな声で「Paper Dream」を歌い、「これからも変わらぬ思いをみなさんに届けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。」という言葉とともに「かなしみから始まる物語」を力強く歌い上げた。
「大阪城ホールのみなさーん!楽しんでいきましょう!」と呼びかけながらステージに駆け込んできたのは家入レオ!客席全体に届くよう、360度ぐるりと見渡しながら3曲を披露した。【LIVE SDD 2020】当日の2月15日は、なんと自身のデビュー8周年記念日。今回6度目の出演となる本イベントや自身のデビュー当時に思いをはせながら、記念日のステージを楽しんでいるようだった。
ここで、「SDD全国こども書道コンクール」のコーナーへ。全国の小中学生を対象に、未来ある子供たちから大人へのメッセージを書道で表現してもらう本コンクールは今年8回目を迎え、今回の応募総数は2,803作品、第一回目から数えると15,000点以上の作品が応募された。今年は、今まで通り北海道・東北ブロック、関東・中部ブロック、近畿・中四国ブロック、九州・沖縄ブロックの4ブロックのほか、新たに北陸・甲信越ブロックを設け、全5ブロックから優秀作品5作品が選ばれた。
書道コンクール明け一組目は、今年【LIVE SDD 2020】初出演となる西川貴教。昨年リリースした「REAL×EYES」を披露したのち、同じく昨年リリースされた「Another Daybreak」を圧倒的歌唱力で歌い上げ、会場の熱を上げた。最後に披露した「Crescent Cutlass」ではステージを縦横無尽に駆け回り、コール&スポンスで会場を盛り上げた。初出演の本イベントについても「意味のあるイベントだから、続けられていることが素晴らしい」と、自身主催イベントとも重ねつつ想いをはせた。
ここで、茨城県つくば市のつくば国際会議場で開催された【SDD IBARAKI ライヴビューイング 2020】会場からの中継を行った。北関東でもSDD の輪が広がりをみせている。
中継が終わり次に出演したのは、SDDプロジェクト・プロジェクトリーダーのTRF。一曲目に「Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~」を披露したのち、DJ KOOの「SDD!今年も気持ちをひとつに、全国にこの気持ちを届けていく!!!」の叫びに続き、「CRAZY GONNA CRAZY」から「EZ DO DANCE」へとつながるメドレーを披露。最後には「survival dAnce ~no no cry more」というヒット曲満載のステージで会場を一つにした。
ここで、【LIVE SDD 2020】の前日に記者発表も行われた、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社、及び株式会社エフエム大阪の4 社が共同で行う、高速道路における交通事故をゼロにするための危険運転撲滅プロジェクト「STOP! NAGARA DRIVING PROJECT」(通称「SND プロジェクト」)に関しての発表がされた。このプロジェクトは今年4月より始動し、今後SDDプロジェクトともコラボレーションしながら展開していく予定だ。
この発表に続いて、今年で4年目を迎えた音楽を志す交通遺児のため、返済の必要がない100%給付型の奨学金、“SDD音楽奨学金”授与式が行われた。今年は3名の受賞者が発表され、1万1,000人のSDDメッセンジャーの前で力強く授与にあたっての抱負を語った。
ライブパートが再開し登場したのは、こちらもSDDプロジェクト・プロジェクトリーダーのSTARDUST REVUE。「ここからは全くダンスはなしです。“そりゃダンスは無しでしょ”略して“SDD”」と茶目っ気たっぷりに歌いながら登場すると、1984年のヒット曲「夢伝説」を披露。二曲目には根本要が「立って手拍子すると楽しい曲があるんです」と観客に呼びかけ、会場全体で「還暦少年」を盛り上げた。
ここからはコラボステージがスタート。STARDUST REVUEが師匠と謳う水谷千重子がステージに登場すると、根本と二人で軽快なトークを披露。40年前に水谷に言われた「あなたに演歌は無理よ」という言葉でロック人生が始まったという秘話も明かした根本。このパートでは、そんな尊敬してやまない師匠と、デュエットでSTARDUST REVUEの「追憶」を披露した。その後、水谷が更年期をテーマにしたという楽曲「愛が冷めたわけじゃないの」を歌い上げた。
続いて、【LIVE SDD 2018】以来二度目の出演となる藤井フミヤが登場。ミリオンセラーを記録した「TRUE LOVE」を優しく歌い上げたのち、「僕と要さんってちゃんとハモれるのかな?」と笑い混じりにこぼしつつ、根本とデュエットで「白い雲のように」を披露。この日しか堪能できない特別なハーモニーで、会場を魅了した。
そして再び水谷千重子をステージに招き入れ、三人で「愛の歌」を熱唱。一緒にリズムを刻みながら楽し気に歌う三人と会場の声が重なりあう、特別なステージとなった。
ここで、4月に迎えるFM大阪50周年を記念して、例年ステージバックヤードから生放送している『LIVE SDD STUDIO 2020』と【LIVE SDD 2018】のコラボ企画を展開。通常は出演アーティストのトークを中心に放送しているが、今回は藤井フミヤとSDD シンフォニックオーケストラのコラボレーションで「夜明けのブレス」を披露・生放送し、美しい響きで会場とリスナーを繋げた。
ライブはフィナーレへ。今年も総合司会を務めた小倉智昭がSDD プロジェクトへの誓いを新たにすると、この日の出演者全員がステージに登場し、SDDシンフォニックオーケストラとクワイヤーをバックにオールキャストで「Heal the World」を熱唱。歓声に包まれながら【LIVE SDD 2018】は幕を閉じた。
◎イベント情報
【LIVE SDD 2020】
開催日:2020年2月15日(土)※終了
会場:大阪城ホール
<【LIVE SDD 2020】セットリスト>
和楽器バンド
M1. Ignite
M2. オキノタユウ
M3. 千本桜
Sonar Pocket
M4. 月火水木金土日。.君に贈る歌.
M5. 365 日のラブストーリー。
CrazyBoy
M6. PINK DIAMOND
M7. NEOTOKYO
HANDSIGN
M8. 僕が君の耳になる
M9. この手で奏でるありがとう
FANTASTICS from EXILE TRIBE
M10. Time Camera
M11. Tumbling Dice
川口レイジ
M12. Summers Still Burning
M13. I'm a slave for you
Dream Shizuka
M14. Paper Dream
M15. かなしみから始まる物語
家入レオ
M16. Shine
M17. Spark
M18. 未完成
西川貴教
M19. REAL×EYEZ
M20. Another Daybreak
M21. Crescent Cutlass
TRF
M22. Overnight Sensation
M23. CRAZY.EZ メドレー
M24. survival dAnce ~no no cry more~
STARDUST REVUE
M25. 夢伝説
M26. 還暦少年
水谷千重子 & STARDUST REVUE
M27. 追憶
M28. 愛が冷めたわけじゃないの
藤井フミヤ & STARDUST REVUE
M29. TRUE LOVE
M30. 白い雲のように
STARDUST REVUE & 藤井フミヤ & 水谷千重子
M31. 愛の歌
藤井フミヤ with SDD シンフォニックオーケストラ
M32. 夜明けのブレス
ALL CAST
M33. Heal the World
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