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2020/02/05

フィニアス、妹ビリー・アイリッシュの曲で使った意外な日常音とは? 007テーマ曲についても言及

 【第62回グラミー賞】の<最優秀プロデューサー賞/クラシック以外>など全5部門で受賞したフィニアスが、2020年2月3日に『ザ・トゥナイト・ショー』に出演し、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のテーマ曲に関する質問をユーモラスにかわしつつ、妹ビリー・アイリッシュの『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』に使われている日常音の種明かしをした。

 007シリーズが大好きだというジミー・ファロンが、ポール・マッカートニー&ウィングスをはじめ、デュラン・デュラン、カーリー・サイモン、シャーリー・バッシーなどによる歴代のテーマ曲の一部を歌いながら、フィニアスとビリーの曲はどれに近いのかなどと少しでも情報を聞き出そうとすると、フィニアスは苦笑いしながら、「話したら首に注射針のダーツを撃たれちゃうよ」と詳細には触れなかったが、「もう間も無く明かされる、くらいなら言ってもいいんじゃないかな」とテーマ・ソングの全貌が近く明らかになることは明かした。彼は、「映画も最高だよ。それだけは教えてあげる。最高」と、第25作となる007シリーズ最新作もしっかりPRした。https://youtu.be/sAJkduqFnKo

 2月9日の【アカデミー賞】でもビリーとパフォーマンスを披露する予定のフィニアスは、当日の選曲についても話せないようだったが、制作に関わった楽曲を自分のものとしてキープするか、ビリーやほかのアーティストに渡すかの判断については、「自分でキープするのは、“これは自分の日記みたいだな”って思うものだけ。あまりにも個人的だから自分にしか歌えないだろうと思うものだけを(自分の曲として取っておく)」と明かした。彼はまた、ビリーの歌声が自分の声より優れているということは昔から分かっていたことだと述べ、彼女が歌うとどの曲も自分で歌うより良く聞こえてしまうと話している。

 そんなフィニアスは、トーク・コーナーのあとに自身のEP『Blood Harmony』から「Let's Fall in Love for the Night」のアコースティック・パフォーマンスを披露したが、“今夜だけ恋をしよう/明日の朝には忘れよう/君が好きな歌をかけてくれよ/僕はその歌詞を全部知ってるんだよ”、 “君が僕のものだなんて言えるわけがないって分かってる”などの歌詞が切ない片思いの曲を、妹に負けずとも劣らない美声と存在感で聴かせている。https://youtu.be/9Hg-I9op5wM
 
 また、彼は「bury a friend」や「bad guy」に隠された日常的な音について語っている。ほかのソングライターやプロデューサーと差別化するために、普段から兄妹でレコーダーを持ち歩いているという彼は、ビリーが歯医者で拾ってきた耳障りなドリルの音を「bury a friend」で使用しているほか、「bad guy」でハイハットに聞こえるビートが実はオーストラリアの横断歩道のボタンを押すと流れる音であることを明かしている。https://youtu.be/I-zeJRjP6xA

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