2012/11/20
全米で好評を博す映画『007 スカイフォール』、その影響がサントラやテーマ曲にも波及している。サウンドトラック『スカイフォール』が、最新全米アルバム・チャート“Billboard 200”で100位に初登場した。これはジェームズ・ボンド映画のサントラでは、1985年の『007 美しき獲物たち(A View to a Kill)』が持つ高記録38位に続く、27年ぶりの記録だという。
ニールセン・サウンドスキャン調べによると5000枚のセールスをあげているという同作。一見、低い数字のようにも見えるが、アカデミー賞に10回ノミネートされているトーマス・ニューマンによるフィルム・スコアだけのサントラ『スカイフォール』は、アデルが歌うテーマ曲を収録しておらず、この事実を考慮すれば快挙と言えるだろう。
なお、50年におよぶボンド映画サントラで、テーマ曲を収録しないケースは同作と2006年の『カジノ・ロワイヤル』のみ。現在の主役ダニエル・クレイグにとっては初のチャートイン・サントラとなった。
一方、全米シングル・チャート“Billboard Hot 100”で最高位8位を記録しているアデルの「スカイフォール」も、56位から33位へと再浮上。
映画『スカイフォール』は公開と同時に多くの007ファンが映画館に詰めかけており、ボックス・オフィス・モジョによると公開初日からの3日間(11月9~11日)だけで、北米地域で8840万ドル(約71億8300万円)の興行収入を記録しているそうだ。
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