2020/01/21
レディオヘッドが、2020年1月20日、バンドに関する情報や30年分の過去作品が結集したRadiohead Public Libraryというウェブサイトを公開した。レア・トラック、『TKOL RMX 1234567』や『TKOL RMX 8』などのリミックスEP、アートワークのギャラリー、レコーディング風景の未発表写真、ライブ映像、そしてアルバムなどを購入できるリンクなど、バンドに関する全ての情報や資料が包括的にまとめられている。
“公立図書館”と名付けられているだけあり、無料の“図書カード”を作るだけでレディオヘッドのミュージック・ビデオや音楽、アートワーク、テレビ出演動画、伝説的な【ボナルー・フェスティバル】のセット、2002年に配信された2時間の『Inside Out Night』クリスマス・ウェブキャスト、長年のコラボレーターであるスタンリー・ドンウッドのアートワーク・ギャラリー、当時のままの過去の公式ウェブサイト、廃盤となってしまったレア・グッズなどを閲覧することが可能だ。
ほかにも1992年のデビューEP『Drill』や1993年の3曲入りシングル「Anyone Can Play Guitar」、オンライン・グッズ・ストア/ファン・ネットワークW.A.S.T.E.の初期の記事、1998年のドキュメンタリー『Meeting People is Easy』、昔のニュースレターへのリンク、生配信中にバンドがリハーサルやDJプレイをしている姿を捉えた動画など、ファンにはたまらない内容となっている。
バンドは声明で、「インターネットは全体として、レディオヘッドに関する詳細や正確な情報を得られるような信用できるリソースではなかった。ある程度のサービスを提供しようと努めていた多くのサイトもとうの昔に消えてしまった。これによる全体的効果は、“レディオヘッド”の検索結果が不揃いで短縮されたかけら、詳細なアートワークや文脈のない楽曲とアルバム・タイトル、アルゴリズムでシャッフルされて広告が先行する低品質なビデオなどになってしまっていた。Radiohead Public Libraryの開始によってそれは終了する」とコメントしている。
彼らがサイトで情報を提供した多くのレア音源、例えば2005年のチャリティ・アルバム『Help! A Day in the Life』の収録曲「I Want None of This」などはストリーミングで聴くことができる。最初の週はバンド・メンバー全員が順番に司書を務め、各自のセンスで資料をキュレーションする。
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