2019/12/26
全米の週間アナログ・セールスの最高記録が約1年ぶりに更新されたことが、ニールセン・ミュージックの集計によって分かった。
2019年12月19日で終わる集計週に、全米でのアナログ盤のセールスは973,000枚となり、1991年にニールセン・ミュージックが音楽セールスとデータの電子集計を始めて以来、最高記録となった。これまでの最高週間セールスは、2018年12月27日集計週の905,000枚だった。
12月19日週のアナログ・セールスは、クリスマス・プレゼントとして人気があることから、他の週と比例しても高く、CD、アナログ、デジタル、カセットなどのすべてのフォーマットのアルバム・セールスの総売上となる392万枚の25%を占めた。CD、アナログ、カセットのフィジカルに限定すると、総売上316万枚の31%となった。
だが、この週間アナログ・セールスの最高記録はすぐに更新される可能性が高い。というのも、次週の集計週が終わるのが12月26日で、クリスマス前の5日間とその翌日が含まれるからだ。現に、昨年12月20日の集計週が880,000枚だったのに対し、クリスマスを含む27日の集計週では前述の905,000枚に跳ね上がっている。
なお、当週最も売れたのは、ハリー・スタイルズのニュー・アルバム『ファイン・ライン』で、28,000枚の売上をマークした。これはニールセン史上、4番目に高い週間セールスとなっている。ビリー・アイリッシュの『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』は12,000枚で2位に続き、ザ・ビートルズの『アビイ・ロード』は11,000枚で3位につけている。3位以下は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックスVol.1』(10,000枚)、『グレイテスト・ヒッツ』クイーン(9,000枚)、『スリラー』マイケル・ジャクソン(8,000枚)、『チャーリー・ブラウン・クリスマス』ヴィンス・ガラルディ(7,000枚)、『レガシー(ボックス・セット)』ガース・ブルックス(7,000枚)、『ラヴァー』テイラー・スウィフト(7,000枚)、『噂』フリートウッド・マック(7,000枚)となっている。枚数は、千の位で四捨五入されている。
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