2019/12/22
12月23日付のBillboard JAPAN “Top Single Sales”で、山下達郎の『クリスマス・イブ(2019 Version)』が6,905枚を売り上げ“Top Single Sales”16位にチャートインした(集計期間2019年12月9日~2019年12月15日)。
『クリスマス・イブ』は1983年のアルバム「Melodies」に収録された楽曲で、当初から一部では冬の名曲として認識されていたが、1988年にJR東海のCMに起用されて一気に認知度を上げ、クリスマスシーズンの定番曲として定着した。本作は今や誰もが知っていると言っても過言ではない『クリスマス・イブ』に未発表音源をプラスした、2019年限りの限定商品だ。
長年にわたりクリスマスが近づくとラジオやCM、街頭といろいろな所で耳にする曲だが、シングルセールスチャート上ではどのような動きをしているか、ビルボードジャパンチャートの発表を始めた2008年から現在までについて調べてみた。グラフ(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/83288/2 )に示す通り、毎年12月前後になると300位以内に現れている。この楽曲は過去に何度も再発されているが、リリースがあった年も、なかった年もチャートインしている。2008年以来、シングルセールスチャートに現れなかったのは2010年のクリスマスシーズンだけであることがわかった。
近年はダウンロードやストリーミング、動画視聴によって、過去の楽曲へのアクセスが容易になったうえ、ラジオとの親和性も高い楽曲なので”JAPAN Hot100”でのチャートインにはそれほど驚かないが、“Top Single Sales”でも毎年チャートインを続けているのはとても興味深い。ユーザーの層の厚さを感じさせる現象だ。
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