2019/12/04
Appleが今年から創設した【Apple Music Awards】が発表され、記念すべき第1回目はビリー・アイリッシュが全5賞の内3冠を達成する結果となった。
“一年にわたって最も革新的で独創的だった作品とアーティストを賞賛する”賞として発足した【Apple Music Awards】は、Apple Musicのエディター陣が選ぶ<グローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、<ソングライター・オブ・ザ・イヤー>、<ブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー>と、プラットフォームのストリーミング・データに基づいた<アルバム・オブ・ザ・イヤー>、<ソング・オブ・ザ・イヤー>の5賞が発表された。
デビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』がAppleのチャートの首位を獲得したビリーは、<グローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー>の栄冠を手にした。また、同アルバムがApple Musicで10億回以上再生されたことから<アルバム・オブ・ザ・イヤー>、そして兄で共作者/プロデューサーのフィニアス・オコネルと共に<ソングライター・オブ・ザ・イヤー>も受賞している。
<ブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー>にはリゾが選ばれた。今年「トゥルース・ハーツ」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でNo.1を獲得したことにより、3rdアルバム『コズ・アイ・ラヴ・ユー』が大ヒットしたことが評価された。「トゥルース・ハーツ」はもともと彼女のデビューEPに収録されていた楽曲で、2017年に初チャート・インしていることから、遅咲きの新人とも言えるだろう。
そして<ソング・オブ・ザ・イヤー>には、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が選出された。TikTokでバズり、全米でセンセーションを巻き起こした同曲は、今年“Hot 100”の首位記録を19週で更新する快挙を成し遂げた。
ビリーは、2019年12月4日にApple Campusのスティーブ・ジョブズ・シアターで受賞記念パフォーマンスを行う。この模様は生配信され、日本でもAppleのウェブサイトで5日午前11時30分から視聴することができる。
このアワードは、レーザー加工された“Appleのマイクロプロセッサと同じシリコン”が、磨かれたガラス板とアルマイト加工されたアルミニウムのボディに挟まれている。iPhoneやiPadなどが作られている材料と同じものだそうだ。
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