2019/11/21 17:20
2019年11月20日に【第62回グラミー賞】のノミネート作が発表された。ビリー・アイリッシュやリゾなど、今年大きく飛躍した新人アーティストたちが複数部門で選出されており、昨年に引き続き女性アーティストの割合も高い顔ぶれとなっている。
まず、最も多くノミネートされたのはリゾで、8部門に名前が入っている。新人アーティストが部門数トップに輝いたのは2004年以来で、その年はカニエ・ウェストが10部門にノミネートされた。リゾの次に多くノミネートされたのは6部門のビリー・アイリッシュとリル・ナズ・X、そしてアリアナ・グランデ、H.E.R.、ビリーの兄フィニアス・オコネルがそれぞれ5部門で続いている。
男性で最も多くノミネートされたのはリル・ナズ・Xだ。今年米ビルボード・ソング・チャート”Hot 100”首位記録を19週で更新した「オールド・タウン・ロード feat. ビリー・レイ・サイラス」が<年間最優秀レコード>にノミネートされたのは誰しもが納得するところだが、6月にリリースしたEP『7』(セブン)が<年間最優秀アルバム>に選出されたのは少々意外な結果と言えるだろう。
そして今年は、【グラミー賞】史上初めて2名のアーティストが同時に主要4部門(アルバム、レコード、楽曲、新人賞)全てにノミネートされた。リゾが『コズ・アイ・ラヴ・ユー』(スーパー・デラックス)と、大ヒット曲「トゥルース・ハーツ」で、ビリー・アイリッシュが『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』と「bad guy」でそれぞれ選出されている。
H.E.R.とフィニアスはそれぞれアルバム、レコード、楽曲の主要3部門でノミネートされた。H.E.R.はコンピレーション・アルバム『 I Used to Know Her 』と、前回の【グラミー賞】授賞式でパフォーマンスを披露したソウル・バラードの「Hard Place」で、フィニアスは共作しプロデュースを手掛けた妹ビリーのアルバムと「bad guy」で選出された。
現在17歳のビリーは、主要4部門に同時ノミネートされた最年少アーティストとなった。この記録の前保持者はマライア・キャリーで、1990年に4部門にノミネートされた時20歳だった。また、<年間最優秀アルバム>にノミネートされた最年少アーティストにもなり、2009年にノミネートされた時19歳だったテイラー・スウィフトの記録を更新した。<最優秀新人賞>に関しては、2010年にノミネートされた時16歳だったジャスティン・ビーバーに迫る若さだ。
今年のノミネーションは女性の割合が多く、2年連続で<年間最優秀アルバム>の全8ノミネートの内、5作品が女性アーティストによるものだ。また、<最優秀新人賞>も全8ノミネート中5名が女性となっている。
なお、授賞式は日本時間2020年1月27日に開催される。この模様は、WOWOWプライムにて生中継される予定だ。
◎番組情報
『生中継!第62回グラミー賞授賞式』※二カ国語版(同時通訳)
2020年1月27日(月)午前9:00~、WOWOWプライムにて生中継
出演者:ジョン・カビラ、ホラン千秋、小牧ユカ
『第62回グラミー賞授賞式』※字幕版
2020年1月27日(月)夜10:00~、WOWOWプライムにて放送
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