2019/11/15 16:22
エミネムが2009年頃にレコーディングしたままお蔵入りになっていた「Things Get Worse」という楽曲の一部が先週ネットに出回ったが、今週そのフル・ヴァージョンがリークされた。
2009年のアルバム『リラプス』のセッションでレコーディングされたとみられているこの楽曲には、当時交際していたクリス・ブラウンとリアーナのDV事件に言及する歌詞があり、エミネムがブラウンの肩を持つかのような内容が物議を醸している。
問題となっている歌詞の内容は、”遊びじゃねぇよリアーナ、性病はどこで拾ってきた?/俺の意見を言わせてもらう/もちろん俺はクリス・ブラウンの側に付く/俺だってビッチを叩きのめすだろうよ/今俺のナニを痒くしやがったらさ”というもので、リアーナを殴って大怪我をさせたブラウンが、後に重暴行罪を認めて5年の執行猶予と6か月の社会奉仕活動を命じられた事件に言及しているとみられている。
この部分がカットされたこの楽曲の別ヴァージョンが、ラッパーB.o.B.の同名楽曲として2011年にリリースされている。
エミネムの広報担当者デニス・デネヒーは米ビルボードに対し、「リークされたのは、10年以上前のものだ。レコーディングしたあと、エミネムはこれをボツにして書き直した。言うまでもなく彼とリアーナの関係は良好だ」とコメントしている。
この楽曲がレコーディングされたあとから現在に至るまで、エミネムとリアーナは「Love the Way You Lie」、「Numb」、「The Monster」の3曲でコラボしており、2014年には【The Monster Tour】でダブル・ヘッドライナーを務めた。
エミネムの初期作には、女性に対する暴力や同性愛嫌悪、女性差別的なヴァースが多数登場する。
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