2012/11/03
映画『北のカナリアたち』の初日舞台あいさつが3日、東京都内で行われ、出演者の吉永小百合、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、森山未來、阪本順治監督ほかが登壇した。
本作は、北海道の分校を舞台に、教師と6人の教え子との絆と、その20年後の変転を描いたヒューマンサスペンス。
教師役の吉永は「みんなで心を合わせて、厳しい自然の中で作り上げた映画。今はうれしさで胸がいっぱいです」とあいさつ。阪本監督は「ある人から“点が線になり最後は輪になる映画”と言われてうれしかった」と語った。
この日は、それぞれが作品への思いを背景の黒板に記した。生徒役の松田龍平はハートの中に雪と一文字。「雪の中の小百合さんがすごくきれいで、こんなに雪の似合う女優さんはいないと思った」と理由を説明した。
また“崖”と記した仲村は「崖っぷちが大好きな警官の役だったが、完成した映画で6人の若手の素晴らしい姿を見て、俺自身が崖っぷちだと思った」とコメントして笑わせた。
最後に柴田が「みんな監督よりも小百合さんに褒められたかった」と明かすと、全員が笑顔でうなずいた。
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