2019/10/11
80s'Discoをエレクトロやファンクミュージックでリメイクした音楽で話題沸騰中。ボーカルのぽん&サウンドクリエイターの小島英也からなる2人組ユニット・ORESAMAが、9月12日 Shibuya WWWXにて主催イベント【ORESAMA Presents POPUP NIGHT ~DISCO Side~】を開催した。
このイベントには、OPENING DJとしてORESAMAのライブサポートメンバーでもあるMONICO、そしてORESAMAの2人が敬愛するDE DE MOUSE(Trio Disco Session)と☆Taku Takahashi(m-flo,block.fm)を招聘。いずれも渋谷中心に音楽ムーヴメントを巻き起こしてきた面々であり、渋谷からオリジナリィ溢れるダンスミュージックを発信し続けているORESAMAとの親和性は高く、ミラーボールがポップにキラキラと照らす空間には、すべてのアーティストのアクトを楽しむ気満々のオーディエンスが集結しており、本編開幕前からMONICOによるギャラクシーなリミックスが施されたポップチューンに大盛り上がり。
そこへDE DE MOUSEがTrio Disco Sessionの面々と登場すると、いつでもユーモアに富んでいる彼らしく「格好良くスーッと始まる演出をして頂いたのに申し訳ありません(笑)」と流れを断ち切り、超攻撃的な変則リズムな爆音サウンドで世界を一変。かつての渋谷の夜のパブリックイメージをスーパーディフォルメしたかのような光景を創造し、ハロウィンなんかなくても毎晩パーティーピーポーが踊り倒していた時代を再生。途中「この後の人生(=ライブ?)も楽しみましょう!」と発していたが、まさにそのメッセージを体現するようなアクトを繰り広げてみせた。
続いて、ORESAMAの小島英也がトラックメイカーに目覚めるきっかけにもなった☆Taku Takahashi(m-flo,block.fm)が登場。「さっきから皆さん良い感じで自分勝手に踊っていますが、引き続きみんなと一緒に自分勝手に踊れたらと思います!」と洋邦問わずムードを読み取りながら圧巻のソングリストを構成、そこから「インタビューでもかけさせてもらうと約束したんで」とヘッドライナーの曲はかけないDJ界における暗黙の了解を覆す展開! なんとORESAMAの「ワンダードライブ」へと繋いでいき、さらにはアニメシーンとも精通するORESAMAのイベントらしく人気のアニソンRemixまでお届け。会場を熱狂の渦へと巻きこんでみせた。
そんな敬愛する先輩方の圧巻のアクトを受け、大トリとして登場したORESAMA。ポップかつドリーミーな映像も駆使しながら、まるでMVから飛び出してきたかのようなビジュアルで「Dreamin' Pops」「Listen to my heart」「Waiting for...」とキラーチューンを畳み掛け、この日最大の歓声と踊りまくるオーディエンスの光景を生み出していく。「みんなに愛をもってね、私たちもみんなもめちゃくちゃ思いっきり一緒に踊っていきましょう!」と心底嬉しそうにぽんも語っていたが、世代も形態もジャンルも異なる面々がダンスミュージックという共通点の中で個性を爆発させていく、そんな貴重な夜に相応しい「迷子のババロア-Remix-」「誰もが誰かを」「cute cute」「銀河」といった楽曲たちを楽しげにみんなと歌い踊り、満面の笑みでふたりはステージを後にした。
そんな幸福感溢れる音楽体験をまだまだ終わらせたくないオーディエンスは、いつまでも消えないハンドクラップでORESAMAをステージに引き戻し、そんな愛おしいみんなの為にふたりは特別な告知を用意していた。「12月6日(金)ここShibuya WWW XにてORESAMA久しぶりのワンマンライブが決定しました!」当然ながら客席からは拍手と大歓声が巻き起こる。そして「最後にとっておきの1曲を。みんなと遊びたいなと思っております!」と満を持しての「流星ダンスフロア」(TVアニメ『魔法陣グルグル』2クール目オープニングテーマ)で大団円。80s'Discoをエレクトロやファンクミュージックでリメイクした音楽=ORESAMAを100%の純度で体現し、会場中に満面の笑みを生んでみせた。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎ライブ情報
ORESAMAワンマンライブ
2019年12月06日(金)Shibuya WWW X
OPEN 18:45 / START 19:30
チケット料金:
前売券 4,200円(tax in)
当日券 5,000円(tax in)
※ドリンク代別
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