2019/10/01 12:30
2019年9月30日に公開されたW Magazine最新号で、フランク・オーシャンが表紙を飾り、レアなロング・インタビューで新曲のインスピレーションや曲作りに関する持論、政治活動などについて語っている。
米ニューオーリンズ出身の彼は、現在さまざまなナイトライフ・シーンから曲作りのインスピレーションを得ており、自身のスタジオでのクリエイティブ・プロセスで重要な役割を果たしていると語っている。彼は、「音楽や曲(を作るために)クラブ(・ミュージック)やナイトライフのさまざまな型にずっと興味があってね。だから僕が現在見ているものは、そういうシーンに関するものが多い:デトロイト、シカゴ、テクノ、ハウス、フレンチ・エレクトロニック」と説明している。
彼は、アーティストが音楽で嘘をつかず、弱さをさらけ出すことで逆に強みを見せる手法をあまり好んでおらず、どちらかと言えば本格的なファンタジーを見せてほしいそうだ。「僕が期待に応えるためには、自分の内面や経験をとても正直に、弱い面をさらけ出しながら吐露しなければならないだろう。それよりも僕は嘘に興味がある。完全に劇場映画みたいなファンタジーをくれって思う」と彼は明かしている。
仕事は大抵一人でしている彼は、尊敬するクリエイティブな人々に囲まれるように心がけている。彼は、「(曲作りの)プロセスで、セッション・ミュージシャンやほかの音楽プロデューサー、フィーチャー・アーティストやゲスト・ヴォーカリストと一緒に仕事をする部分が好きなんだ。もっとそういうことができる時間を作ろうとしていて、自分がエキスパートじゃない空間にいようとしている」と述べている。
政治活動に積極的なオーシャンは、2018年の米中間選挙で、“スイング・ステート”(激戦州)で投票したことを証明した者に新しいTシャツをプレゼントした。「リスクが高いんだ。僕だったら、投票に関する“責任”という言葉を“機会”に置き換えるな。何もしない権利だってあるけれど、それ以上のことをする“機会”があるからだよ。投票しに行くのは簡単だ。投票を活性化するのは複雑だ」と彼は話している。
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