2012/10/29
ジャスティン・ビーバーがガンと診断されたためファンたちが応援しようと頭を剃り始めた、というイタズラ情報がネット上に流れ、ファンが本当にビーバーのため坊主頭になるのではとの不安が広がった。
事の次第はこうだ。先週火曜日、画像掲示板“4Chan”利用者の誰かが、米情報番組『Entertainment Tonight』の正式アカウントから取ってきたと思われる雑な加工写真と共に、「ポップスターのジャスティン・ビーバーが今朝早くにガンと診断された。支援表明のため、ファンたちが自らの頭を剃っている」と事務的に述べた内容をツイートしたのだ。
ツイートの上には坊主頭にした2人の女性の写真があり、そのうちの一人は手に“#BaldforBieber(ビーバーのため坊主に)”というハッシュタグを書いた紙を持っている。また、写真の下にはジャスティン・ビーバー本人と偽った「僕の素晴らしいファンたちが僕を助けるために頭を剃ってくれている。ファンを愛してるよ!#BaldforBieber」というツイートが掲載されていた。
このハッシュタグはあっという間に広まり、YouTubeではおびただしい数のビデオが出現。しかし、そのほとんどが他の理由で坊主になったティーンエイジャー達のものだった。また、イタズラまがいのものもあり、“BaldForBieber”というYouTubeユーザーが“初めてビーバーのために坊主になるイベント”というFMラジオの一コマで、2人の女性を映したビデオを投稿した。これには、馬鹿にするものから4Chanに感謝するものまで様々なコメントが付いたが、実際には2010年の無料コンサート・チケット争奪の映像だったという。
“ビーバーのチケットのために坊主になろう”というのは実際にあったそうだが、どうやら今回のイタズラに反応して実際に頭を剃ったファンはいないようだ。なお、ビーバーはこのイタズラやガンの噂について何もコメントしていないが、ボディーガードのケニー・ハミルトンは彼が病気でないことを明言している。
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