2019/09/02 13:00
テイラー・スウィフトのニュー・アルバム『ラヴァー』が、自身の前作『レピュテーション』以来、最大の初週ユニットを獲得し、2019年9月7日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billbaord 200”で初登場1位に輝いた。
ニールセン・ミュージックによると、8月29日で終わる集計週に『ラヴァー』は、全米で86.7万ユニットを記録。その内、67.9万枚がアルバム・セールスで、初週ユニットと初週セールスいずれも、自身の『レピュテーション』(集計週:2017年11月16日まで)が初週に記録した123.8万ユニット、121.6万枚セールス以来、最大となっている。
米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”は、週ごとに従来の形態で販売されたアルバム・セールス数と、トラックごとのデジタル販売をアルバム・ユニットとして換算した“トラック・イクィヴァレント・アルバム(TEA)”と、ストリーミング再生数を換算した“ストリーミング・イクィヴァレント・アルバム(SEA)”を合算し、全米でその週に最も人気があった作品をランキングしている。9月7日付の同チャートは、現地時間9月2日が全米におけるレイバー・デーで祝日のため、通常より1日遅れとなる、現地時間9月4日にフルで発表される。
『ラヴァー』の86.7万ユニットの内訳は、アルバム・セールスが67.9万枚、TEAユニットが1.3万、SEAユニットが17.5万(オン・デマンド・オーディオ再生2億2600万回換算)となっている。なお『ラヴァー』は、リリースと同時にストリーミングが解禁されたテイラーによる初のアルバムとなっている。前作『レピュテーション』は、リリースの3週間後となる12月1日に各ストリーミング・サービスにて配信が開始した。
『ラヴァー』が67.9万枚を売り上げたことによりテイラーは、アルバム6枚が50万枚以上の週間セールスを達成した初の女性アーティストとなった。この偉業を成し遂げているのは、他にエミネムのみとなっている。彼女は、最新作と過去5作品【2017年『レピュテーション』(121.6万枚)、2014年『1989』(128.7万枚)、2012年『レッド』(120.8万枚)、2010年『スピーク・ナウ』(104.7万枚)、2008年『フィアレス』(59.2万枚)】のリリース初週にいずれも50万枚以上を売り上げており、4作品が週間セールス100万枚以上を記録した唯一のアーティストでもある。
今作は、テイラーにとって6枚目の“Billboard 200”No.1となる。彼女は、2008年から2009年にかけて通算11週の首位となった『フィアレス』以降すべてのスタジオ・アルバムが1位をマークしており、『スピーク・ナウ』では通算6週、『レッド』では通算7週、『1989』では通算11週、『レピュテーション』では通算4週の首位に輝いている。今回、2010年代にリリースしたアルバムとして首位を獲得したのが5作品目となったことをうけて、女性アーティストとしてレディー・ガガに並ぶ、最多記録をマークした。最も多いのは、ドレイクの9作品となっている。
また、リリース初週にSEAユニット17.5万(オン・デマンド再生2億2600万回換算)を獲得した『ラヴァー』は、ポップ・アルバム、女性によるアルバム、2019年にリリースされたアルバムとして、歴代2位となる週間ストリーミング数を叩き出している。この3カテゴリーで歴代1位となっているのは、アリアナ・グランデの『thank u, next』で、リリース初週にSEAユニット22.8万(オン・デマンド・オーディオ再生3億700万回換算)を獲得した。
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