2019/08/30
2019年8月31日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でノーマニの新曲「Motivation」が33位に初登場し、ソロとして3曲目のTOP40入りを果たした。楽曲を共作したアリアナ・グランデは、他のアーティストによる楽曲の共同ソングライターとして初めて“Hot 100”にランクインする快挙を果たした。
8月16日にミュージック・ビデオとともに公開された「Motivation」は、ニールセン・ミュージックによると、22日までの集計週に14,000ダウンロードを売り上げ、デジタル・ソング・セールス・チャート“ Digital Song Sales”で10位に初登場した。また、全米で1620万回再生され、ストリーミング・チャート“Streaming Songs”では25位、エアプレイは週間660万を記録し、ポップ・ソング・エアプレイ・チャート“Pop Songs”で32位をマークした。
これまでにソロ楽曲としては、カリードとコラボした「Love Lies」が昨年9月に最高位9位、サム・スミスとタッグを組んだ「Dancing With a Stranger」が最高位7位(今週23位)を記録し、“Hot 100”にランクインしているノーマニだが、連名やフィーチャリングを含まない単独ソロ楽曲としては、今回が初のチャートインとなっている。なお、初登場33位は、「Dancing With a Stranger」で獲得した最高位とのタイ記録となっている。
フィフス・ハーモニーのメンバーとしては、過去に“Hot 100”に8回チャートインおり、タイ・ダラー・サインをフィーチャーした「ワーク・フロム・ホーム」で最高4位につけている。今週、グループの元メンバーであるカミラ・カベロは、ショーン・メンデスとのコラボ曲「セニョリータ」で“Hot 100”1位を記録している。
「Motivation」は、アリアナ、マックス・マーティン、サヴァン・コテチャ、ILYAとノーマニによって書かれた曲だ。これまで“Hot 100”にエントリーした自身の楽曲49曲中32曲のソングライターとしてクレジットされているアリアナは、この曲で初めて他のアーティストの楽曲のソングライターとして“Hot 100”入りを果たした。
マーティンは、ブリトニー・スピアーズの「…Baby One More Time」(1999年)からジャスティン・ティンバーレイクの「Can't Stop the Feeling!」(2016年)まで、ソングライターを務めた楽曲が過去に22曲も“Hot 100”1位を記録している。同チャートの61年間の歴史の中で、彼より多くのNo.1ソングを手掛けているのは、ポール・マッカートニー(32曲)、ジョン・レノン(26曲)のみとなっている。
一方コテチャが、ソングライターとして“Hot 100”にランクインするのは60曲目、ILYAは23曲目となっている。コテチャが参加した楽曲のうち、キャリー・アンダーウッド「Inside Your Heaven」(2005年)、マルーン5「One More Night」(2012年)、ザ・ウィークエンド「Can't Feel My Face」(2015年)の3曲は1位を獲得しており、21曲がTOP10入りしている。「Motivation」の唯一のプロデューサーとしてクレジットされているILYAは、これまでに手掛けた6曲がTOP10入りしており、その内の5曲がアリアナの楽曲となっている。
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