2019/08/24 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、TWICEの話題から。TWICEが今年、【TWICELIGHTS・ワールド・ツアー】の一環で初めて敢行した北米ツアーに密着したYouTubeオリジナル・シリーズが製作されると、米ビルボードが独占記事で伝えている。JYPエンターテインメントがYouTubeと提携して実現するこのドキュメンタリー・シリーズでは、初の欧米公演にも関わらず米ロサンゼルス、ニューアーク、シカゴ、そしてメキシコ・シティで約41,000人を動員した彼女たちの奮闘ぶりに迫る。現在製作中のシリーズは2020年前半に配信される予定だ。
TWICE、北米ツアーに密着したYouTubeオリジナル・シリーズが製作中
シザが、カーウィン・フロストとのインタビューに応じ、ニュー・アルバムについて言及した。待望の新作のリリースについて、「もうすぐ」と説明した彼女は、ポスト・マローン、ジャスティン・ティンバーレイク、ブロックハンプトン、ジャック・アントノフらとスタジオ入りをしたことを明かし、彼らがニュー・アルバムにフィーチャリング・アーティストとして参加するかもしれないと話した。また、「この次回作は、さらに私らしく、恐れ知らずな作品になっている」と話しており、2017年にリリースされた前作『Ctrl』同様にパーソナルな作品になるようだ。
シザ、新作のためにポスト・マローン/ジャスティン・ティンバーレイク/ブロックハンプトンらとスタジオ入り
ピンクが2017年10月、同名アルバムのリリース前に発表した【ビューティフル・トラウマ・ワールド・ツアー】。このツアーは、2019年8月19日にカナダ・トロントのスコシアバンク・アリーナで156公演の千秋楽を迎え、3億9,730万ドル(約423億円)の興行収入と3,088,647枚のチケット・セールスを記録した。これはピンクのツアーとしての最高額であると共に、米ビルボード・ツアー・チャート“Boxscore”史上最高記録の10位に入る数字で、女性アーティストとしては史上2番目に多い。マドンナが、2008年から2009年にかけて開催したツアーで4億800万ドル(約434億円)を記録して以来の、女性アーティストとしての最高額となった。
ピンク、最新ツアーが約423億円の興行収入で史上最高TOP10入り
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、“Hot 100”史上最長となる19週にわたり首位をキープしていたリル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」を下し、ビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」が、遂にNo.1獲得を果たした。2000年代以降に生まれたアーティストによる同チャート首位獲得は初の快挙で、今年ではリル・ナズ・X(1999年生まれ)の記録を破る、最年少の1位獲得アーティストとなった。これをうけて、リル・ナズ・Xは自身のTwitterで「おめでとう、ビリー・アイリッシュ!!君は(この記録に)値するよ!!」と彼女を祝福。対してビリーは、「彼が、本当はちょっと怒ってるって知ってるけど……大笑。でもありがとう、B!愛してる」と彼女らしいユーモアで返している。
【米ビルボード・ソング・チャート】ビリー・アイリッシュ遂に首位に、2000年代生まれとして初の快挙達成
リル・ナズ・X、自身の全米No.1最長記録更新をストップしたビリー・アイリッシュを祝福
米ビルボード・アルバム・チャートでは、ヘヴィメタル・バンド、スリップノットの最新作『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』が初登場1位を記録した。全英(UK)チャートでも2001年の2ndアルバム『アイオワ』以来、およそ18年ぶりに首位獲得を果たしている。初動ユニットは118,000で、そのうちアルバムの売上枚数が102,000枚と、そのほとんどがセールス・ポイントによるものだった。セールスが好調だった理由として、昨今主流のコンサート・チケットとの交換特典が挙げられる。2位に初登場したのは、米マイアミを代表するラッパー=リック・ロスの新作『ポート・オブ・マイアミII』であった。
【米ビルボード・アルバム・チャート】スリップノット初登場1位、リック・ロス/トリッピー・レッドが続く
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