2019/08/06 08:00
8月6日はファンク界で活躍したベーシスト、リック・ジェームスの15回目の命日。
リック・ジェームスは1948年2月1日、アメリカ・ニューヨーク州バッファロー生まれ。スラム街で私生児として誕生したジェームスは青春時代に音楽に目覚め、バンド活動をスタート。キャリア初期にはニール・ヤングとバンドを組んでいたこともあ
ったが、本格的にその存在が脚光を浴びたのはモータウン系列のレーベルからリリースしたソロデビュー作『Come Get It!』(1977年)のヒットから。以降「ギヴ・イット・トゥ・ミー・ベイビー」(1981年)や、のちにM.C.ハマーが「U・キャント・タッチ・ジス」で大胆にサンプリングし脚光を浴びた「スーパー・フリーク」(1981年)、「ダンス・ウィズ・ミー」(1982年)などのヒット曲を生み出し、ダンスチャートの常連に。また女性シンガーのティーナ・マリーを発掘し成功に導くなど、プロデューサーとしても手腕を発揮した。
しかし、日頃からドラッグ、暴力、それらによる警察沙汰、さらには訴訟や刑務所への収監など、まるで「スキャンダルのデパート」のような破天荒な生活を送っていたジェームス。そのため、キャリア危機が何度も訪れたが、類稀なる才能とセンス、そして独特の色気とキャラクターで数多くの名曲を生み出し、ファンク界のみならず、のちの音楽シーンに絶大な影響を与えた。2000年代以降も多くのアーティストに楽曲がサンプリングされ、再評価を受ける一方、健康状態は悪化。2004年8月6日、ロサンゼルスの自宅で心不全により56歳の若さでこの世を去っている。
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