2019/07/20 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、ラジオの話題から。21世紀に入ってから最も放送された楽曲はスノウ・パトロールの「しあわせがじんわり(チェイシング・カーズ)」であると、英音楽ライセンス会社PPLが認定した。全英チャートに3年以上とどまり続けたこの楽曲は、次点だったブラック・アイド・ピーズの「I Gotta Feeling」やファレル・ウィリアムスの「ハッピー」などの世界的メガ・ヒットを抑えての首位獲得だった。「チェイシング・カーズ」はスノウ・パトロールの4thアルバム『アイズ・オープン』に収録されている。また、スノウ・パトロールはインスタグラムにこの名誉について投稿している。
映画『ライオン・キング』リメイク版のために、ビヨンセがキュレートしたニュー・アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』の豪華トラックリストが公開された。アルバムには、映画の主人公シンバを演じるチャイルディッシュ・ガンビーノをはじめ、夫ジェイ・Zや娘のブルー・アイヴィー・カーター、バーナ・ボーイ、ケンドリック・ラマー、ファレル、ティエラ・ワックらに加え、数多くのアフリカ出身のアーティストが参加している。ビヨンセは米ABCニュースに対して「アフリカの音楽の美しさにオーセンティックな作品」にすることを志したと語った。全14曲入りのアルバムは、映画の全米公開日となる2019年7月19日にリリースされている。
ビヨンセ、『ライオン・キング:ザ・ギフト』のALトラックリスト公開 C・ガンビーノ/ジェイ・Z/ケンドリックら参加
7月14日の早朝、トランプ米大統領が民主党の非白人の女性下院議員に対し、“もといた国へ帰り、完全に壊れて犯罪まみれの地元を直す手助けをすれば”などと人種差別的なツイートをした問題について、ジャネール・モネイが怒りをあらわにし、弾劾を求める内容のツイートなどを投稿した。これまでも女性や人種的マイノリティー、LGBTQコミュニティーを支持する立場を、歌詞やライブ、そしてインタビューなどで明確にしてきた彼女。今回は複数の中指の絵文字を添えてツイートしており、その最後には「弾劾を求めて、あいつを選挙で落とす。それがツイート(の趣旨)だ#RacistPresident」と投稿している。
ジャネール・モネイ、トランプ米大統領の人種差別発言に怒りのツイート「大統領としての精神的能力に欠けている」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が、15週連続の首位獲得を果たした。先週、首位獲得週歴代2位タイに並んだ同曲は、今週その記録を破り、歴代単独2位に浮上。次週1位を維持できれば、歴代トップ(タイ記録)に付くことになる。そして今回、15週目の首位を獲得し、ブルーノ・マーズとマーク・ロンソンの「アップタウン・ファンク」の14週首位記録を抜いたことをうけ、ブルーノが祝福のコメントを発表した。米MTVによる投稿を引用したブルーノは「おめでとう@LilNasX。凄いことだ」とシャンパングラスの絵文字を添え、若き才能を称えた。
【米ビルボード・ソング・チャート】リル・ナズ・Xが15週No.1、ポスト・マローン新曲3位初登場
ブルーノ・マーズ、「アップタウン・ファンク」越えを果たしたリル・ナズ・Xを祝福
そして、米ビルボード・アルバム・チャートでは、J.コール率いるレーベル<ドリームヴィル>のコンピレーション・アルバム『Revenge Of The Dreamers III』が初登場1位に輝いた。本作は、J.コールが中心となって制作された、同レーベルのコンピレーション3作目となるアルバムで、2015年リリースの第二弾が記録した29位を大きく上回る、レーベル作品としては初の首位獲得を果たしている。本作には、<ドリームヴィル>に所属しているオーメン、アリ・レノックス、コズら25人以上のゲストに加え、サプライズでケンドリック・ラマーも参加。レコーディングの様子を撮影した制作ドキュメンタリー『REVENGE』も話題を呼んだ。
【米ビルボード・アルバム・チャート】J.コール率いるレーベル・コンピ盤初登場1位、マシン・ガン・ケリー5位デビュー
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