2019/07/07
7月8日付のBillboard JAPAN “Top Albums Sales”で、嵐の『5x20 All the BEST!! 1999-2019』が1,360,635枚を売り上げ首位を獲得した(集計期間2019年6月24日~2019年6月30日)。
本作は、デビューから2年半で発表したシングルコレクションに始まり、5年、10年と節目の年にベスト盤を発表してきた嵐の4度目のベスト盤で、発売日である6月26日の段階で既に103万枚を売上げて早々に初週ミリオン達成を確実にした。初週でのミリオン達成は2017年11月の安室奈美恵さんの『Finally』以来約1年8ヶ月振り。また、アルバムで初週に130万枚を超えるのはSoundScan調べによると2004年3月の宇多田ヒカル『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』以来15年3ヶ月振りとなる。
初週の売上1,360,635枚という数字は2010年代では圧倒的な1位だが、2000年以降ではどうか、SoundScanのセールスデータを使い、初週の売上を調べてみたところ、2000年以降でも6番目に入ることがわかった。以下に2000年以降の初週売上上位作品を示す。
1位 宇多田ヒカル『Distance』2,442,703枚(2001/3/28発売)
2位 宇多田ヒカル『DEEP RIVER』1,864,488枚(2002/6/19発売)
3位 宇多田ヒカル『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』1,436,102枚(2004/3/31発売)
4位 倉木麻衣『delicious way』1,375,053枚(2000/6/28発売)
5位 浜崎あゆみ『I am...』1,363,073枚(2002/1/1発売)
6位 嵐『5x20 All the BEST!! 1999-2019』1,360,635枚(2019/6/26発売)
約20年前と現在とでは主流となるCDの購入タイミングや販売環境など様々な背景は異なるが、2000年代初頭の作品に引けを取らない記録的な売上であることは間違いない。
ファン層が幅広い嵐の作品、特にベスト盤はロングセールスが期待できるのが特徴だが、『5x20 All the BEST!! 1999-2019』については、限定盤の追加生産のための予約を受けつけている最中であり、それらがユーザーの手元に届く8月中旬にもう一度売上が大きく伸びる機会があることが既にわかっている。初週で築いた記録をどこまで伸ばせるか、今後の動向に注目したい。
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