2019/07/04 11:56
エルヴィス・プレスリーにとって革新的であったラスヴェガス/インターナショナル・ホテル公演の50周年を記念し、CD11枚組の豪華ボックス・セット『Live 1969』が8月9日に発売される(輸入盤のみ)。
8年ぶりにステージへ復帰を果たしたエルヴィスの1969年のラスヴェガス滞在公演は、57回のショウがソールド・アウトとなり、全米シングル・チャート1位を獲得し代表曲となったヒット曲「サスピシャス・マインド」が初めてライヴで歌われた(同曲は8月26日に発売50周年を迎える)。エルヴィスの転換点となったこれらの公演では“キング・オブ・ロックンロール”エルヴィスのもとに、ジ・インペリアルズとザ・スウィート・インスピレーションズの2つのヴォーカル・グループ、フル編成のオーケストラ、そしてのちにTCBバンドとして知られるようになったバンドがバックを務めている。
『Live 1969』は活力に満ち溢れていたエルヴィスの決定版コレクションと言える内容で、1969年8月にラスヴェガスのインターナショナル・ホテルで行った11回の公演が史上初めて完全収録される。パッケージにはレアな写真、当時のグッズに加え、ケン・シャープがエルヴィス、トム・パーカー大佐、ジェリー・シリング、ジェームス・バートン、シシー・ヒューストン、テリー・ブラックウッド、ジョージ・クライン、ファッツ・ドミノ等との歴史的なインタビューからキュレーションを行った口述歴史を収録した52ページのブックレットが封入。ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから出荷される商品(輸入盤)には、特典として英文ライナーの翻訳を掲載した冊子が封入される。
また、8月9日には特別なLP2枚組『Live at the International Hotel, Las Vegas, NV August 26, 1969』も発売される(輸入盤のみ)。このアナログ盤はエルヴィスが8月26日に行ったミッドナイト・ショウの公演を完全収録したもので、音源にはブルース色を帯びたロックンロール、美しいバラード、そして「イン・ザ・ゲットー」と「サスピシャス・マインド」という、当時は出来立てだったヒット・シングル2曲が含まれている。他にもエルヴィスがジョークを飛ばしたり、自身のキャリアについて深く掘り下げて語るなど、非常にプライベートな男の心の内側を洞察するというレアな音源も収録されている。
『Live 1969』に加え、『American Sound 1969』も8月23日に配信リリースされる。
同コレクションにはエルヴィスが1969年にアメリカン・サウンド・スタジオで行い、同年発売された『エルヴィス・イン・メンフィス(From Elvis in Memphis)』が結実したセッションから、90曲以上のレアおよび未発表音源が収録されている。エルヴィスの名盤の誉れ高いアルバム『エルヴィス・イン・メンフィス』からは、象徴的なヒット曲「イン・ザ・ゲットー」が生まれている。
1969年からの他のシングルには「ドント・クライ・ダディ」、「サスピシャス・マインド」、「想い出のバラ(Mama Liked The Roses)」などがあり、それぞれが100万枚以上を売り上げた。「サスピシャス・マインド」はエルヴィスにとって、ビルボードHOT100でNO.1を獲得した18枚目にして最後のシングルとなり、彼の晩年のキャリア復活の重要な成功のひとつとなった。『アメリカン・サウンド1969』には、これら往年の名曲の別ヴァージョンなどが収録されている。
◎リリース情報
BOXセット『Live 1969/エルヴィス・プレスリー』 [CD11枚組](輸入盤のみ)
2019/8/9 RELEASE
<日本語翻訳 スペシャル・ブックレット 封入>
※ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから出荷される商品にのみ封入(日本製作)
◎リリース情報
『Live at the International Hotel, Las Vegas, NV August 26, 1969』 [LP2枚組](輸入盤のみ)
2019/8/23 RELEASE
◎リリース情報
2019/8/23 DIGITAL RELEASE
『American Sound 1969』
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