2019/06/19
2019年10月11日に日本公開となる映画『イエスタデイ』のロンドンプレミアイベントが、現地時間6月18日夕刻に開催された。
アカデミー賞監督ダニー・ボイルと、アカデミー賞ノミネート脚本家リチャード・カーティスが贈る最新作『イエスタデイ』。「もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になってしまっていたとしたら!?」というユニークな設定で、音楽、夢、友情がザ・ビートルズの名曲に彩られ展開していく壮大なドラマとなっている。
プレミアイベントには、エド・シーラン、ダニー・ボイル(監督)、リチャード・カーティス(脚本)、ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノンらが登壇。エド・シーランは、主人公ジャックは自身がモデルになっていると聞き、「嬉しかったよ! 彼がサフォーク出身だというのが気に入ったんだ。僕をモデルにしてくれたことは光栄だよ」と笑顔を見せる。「かなり以前に、リチャードからこのような題材の映画の脚本を書いていると聞いていた。それからある日、ダニーと共にディナーに招待されたんだけど、そこで色々な質問攻めにあって、なぜそんなに聞かれるのだろうと不思議に思っていたんだよ! それから依頼があったんだ」とオファーがあった経緯も明かされた。
今までで一番の大役を演じることについて、「自分自身を演じるのでもっと単純だと思っていたけど、少し違っていたよ。実際のコンサートでも撮影したんだけど、楽しかったよ!」と語り、撮影を振り返った。また、エドと共演したヒメーシュは、「劇中でジャックが弾くギターを選びに行く時、エドはアドバイスをしてくれたよ」とエドの優しさが垣間みえるエピソードを語り、「エドが彼自身でいてくれることが僕にとってのアドバイスだった。とても気さくで、あんなに大スターでいながら、それでも尚、高潔でいることが出来るのだと教わったよ」とジャックを演じるうえで、エド本人が参考になったと明かしている。
そして、本作にとって大切な存在である“ザ・ビートルズ”については、カーティスは「ザ・ビートルズは芸術的なものとして、僕の人生において最も大切なことであり続けた。僕の映画を振り返ってみると、それらは皆、喜び、愛、若さといったザ・ビートルズが支持してきたことについてだった。57年間もずっとザ・ビートルズファンだったんだ。死ぬまでずっとザ・ビートルズファンで有り続けたいね」とその想いを明かす。
ボイル監督は「僕にとってはとても大切な存在だ。僕は彼らの出身地から20マイルほどのところで育ったんだ。生き方、仕事、経済、自己表現といった意味で、ポップカルチャーに火をつけたという彼らの偉業を通して僕たちは今を生きている。歴史的な意味で、彼らは文字通り一夜にして世界を変え、その恩恵を通して僕たちは今生きているんだ」と語った。
また、ヒメーシュは「彼らは世界中の文化に大きく貢献した。特別なバンドだと思うし、特別であり続ける」、リリーは「彼らの音楽は私にとって、特に本作を終えた今、とても大きな意味を持つわ。彼らの人物像、彼らが象徴するものを讃えるのだと思う。ザ・ビートルズの喜びとスピリットを本作に感じて頂ければと願っているわ」とコメント。
そして、エド・シーランは「僕の人生には常にザ・ビートルズがあった。初めてザ・ビートルズの曲を演奏したのがいつ頃だったかは思い出せないが、常にそこにあった気がする。子供の頃に言葉を学んでいくのと同じで、小さい頃はザ・ビートルズの曲を覚えたものだったよ。ザ・ビートルズなら間違いなしだ。この作品はリチャードが脚本を、ダニーが監督を手がけ、ザ・ビートルズの曲があるわけだから、間違いないよ!」と、それぞれ“ザ・ビートルズ愛”を語り、改めて彼らの存在の大きさを感じるプレミアとなった。
カーティスは「日本の皆さんへ、僕のファンでいてくれるのならそれは過ちだが(笑)、ザ・ビートルズが好きなら、それは世界で最も素晴らしいことだ。本作を観て頂ければきっと気に入ってくれると思う。楽しんでくださいね」と日本に向けてメッセージを送った。最後、「みんながどういう反応なのかを見るのが楽しみだ。だから1人では観ずに、みんなと一緒に楽しもうと思っている」と作品への期待を膨らませ、ファンサービスを行いながら本プレミアのスクリーニングへ足を運んだエド。インスタグラムでは興奮した様子で、「今、プレミアで『イエスタデイ』を観たよ。凄くよかった!!」とコメントし、大絶賛した。
◎公開情報
映画『イエスタデイ』
2019年10月11日(金)日本公開
監督:ダニー・ボイル
脚本:リチャード・カーティス
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、マット・ウィルキンソン、バーニー・ベルロー、リチャード・カーティス、ダニー・ボイル
製作総指揮:ニック・エンジェル、リー・ブレイザー
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン(本人役)
配給宣伝:東宝東和
(C)Universal Pictures
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